このノベライズ作品は成人向けの内容となります。なので18歳以上の方のみ先にお進み下さい。それに加えて主人公が羞恥プレイを強要されたり、ハッピーエンドではない内容なので、苦手な方はご注意下さい。
登場人物は原作では名前の表記が無かったので、私が勝手に名付けました。
ビルの内部のような厳格な様相の場所は誰でも威圧感を受けてしまうものである。ましてや今その中を進む者が、学校の制服に身を包んだあどけない少女という場違いな存在となればなおの事であろう。
少女の名前は、近野真子。容姿はカールを巻いた金髪のショートヘアーにまだ幼さの残る顔立ち、そこに清楚な白い制服を身に纏い黒のネクタイで決して豊満でないものの確かに存在する胸元の膨らみを着飾り、下半身に備えつけられたスカートは決して短くなく彼女の純朴な性格を代弁しているかのようであった。
「はあ……はあ……」
急ぎ足で息を上がらせながら真子は、重厚な扉の前へとたどり着いていた。
ゴクッ。真子は思わず華奢な喉を鳴らしながら唾を飲み込んでしまう。無理もないだろう。その皮張りの豪華な造りの扉は、一介の女子高生でしかない真子の存在を嘲笑うかのようであったのだから。
(でも……)
しかし、彼女は引き下がる訳にはいかない理由があったのだ。
そして真子はコンコンと扉をノックし、「失礼します」と言った。
「入りたまえ」
それに続く形で部屋の中から声がした。そう促されて真子は扉を開けて中へと入っていったのだった。
◇ ◇ ◇
はあはあはあ……。真子は息を乱しながら前へと進んでいった。その視線の先には、背後の大きな窓ガラスに存在感を誇張されるかのように重々しく備えつけられたこれまた大きな木製の机があった。
社長室。そうでなければこのような立派な造りはされないだろう。
「もう来ないかと思ったよ……」
その机に腰を据えた人物から言葉が発せられた。
その姿は高齢の男性であった。スーツに身を包んだ肉体は醜く肥え太り、財力と権力を引き換えに見栄えの良さを失ったかのようである。
「約束の時間に二分も遅れて来るとは……わしもなめられたものだ」
クククとねっとりとした、心にこびりつくかのような笑い声を漏らしながら、その男は車輪付きの椅子に乗ったまま真子の前までやって来た。
そして高々二分で嫌味を言う所からも、この男の性根の悪さが滲み出ていた。
「ち……違います! 三十分前には来ていたのですが警備の人に止められて……それで精一杯走って来たのですが……」
真子は必死に弁明する。それが事実である事は、息が上がり汗ばんでいる様子からもわかるだろう。
「やれやれ……借金のある人間は、すぐそうやって言い訳をする」
しかし、男はまともに聞かず吐き捨てた。完全に弱い立場にある者を見下した、典型的な支配者型の人間である。
「そ……そんな」
真子は返す言葉がない。
「君は自分が遅刻した責任を人のせいにするのかね? ならこの話は無かったことに……」
男は冷たく言い放つと、車輪付きの椅子を操り真子に背を向けてしまった。
「えっ!? あっ……。ま……待ってください!」
真子はあがくように手を前に突き出しながら懸命に食い下がる。
「どうか! お約束どおり何でもしますから……父の工場の借金二千万円……しばらく待ってください! お願いします。お願いいたします!」
ビルの中で真子がそう必死に訴えかける最中、外の空は墨汁をこぼしたかのように暗雲が立ち込めていた。まるで真子の心境と彼女の家族の境遇を反映するかのように。
そして男の名は所木、真子の父に大金を貸している会社の社長である。だから弱みに突け込み、真子に散々ふてぶてしい態度でのたまう事が出来るのだ。
(…………)
言い切った真子はそれから無言になり、所木の言葉を待った。
そして所木は振り返った。卑下た笑みを浮かべながら。
「何でもだな……」
その言葉を彼は強調した。そして機械仕掛けの椅子ごと体を真子の方へと向ける。ウイイインという音が彼女の胸の内に重苦しく響いた。
「じゃあスカート以外のもの……全て脱いでもらおうか」
続いて彼の口から告げられた……余りにも突拍子もない破廉恥な要求。
「そ……っ、そんな」
真子は顔を赤らめながら口を手で覆った。彼女の反応からも所木の言葉は空耳でなかった事が伺える。
「どうした? 覚悟してきたんじゃないのかな? まあやるやらないは勝手だが……」
嫌らしく目を細めながら所木は言った。
そう言われて真子は目を少し潤ませながらも行動に出た。
まず彼女は制服の胸元をはだけた。まずは上半身からならと思っての事であった。
それにより胸元で真っ二つに分かれた制服の中から、彼女のへそやブラジャーに包まれた乳房があらわになった。
(うっ……)
その自分の姿を見て、なけなしの覚悟を振り絞った真子に再び迷いが生じてしまう。──このまま上を脱げば乳房も乳首も丸出しになってしまうと。
そこで彼女は考えを変え、次の行動に出たのだ。
彼女ははだけた上半身をそのままにして、今度はパンツを脱いでいったのだった。まずパンツなら脱いでもスカートの存在があるから中の大切なものを見せずに済むと考えての事である。
そして真子はとうとうパンツを脚から完全に解き放ってしまった。途中で靴と靴下があるにも関わらず、器用にすり抜けさせたのだ。
とうとう真子はスカートの中はすっぽんぽんのノーパンとなってしまったのだ。直接見られないとはいえ、心細い事この上なかった。
だが、そればかりに気を取られてはいられない。今度は残った上半身に身に付けているものを脱ぎ去らなければいけないのである。
真子はまずはだけた制服を脱いでいった。まず右腕を袖から抜き去り、続いて左腕も同じ要領で抜き去っていった。そして制服を完全に身体から解き放ったのだ。
残るはブラジャーだけであった。しかし……。
(こ、これを外したら……)
真子はここで息詰まってしまう。パンツの中身はノーパンになった今でもスカートが隠してくれているが、所木には『スカート以外のもの全てを脱ぐ』ように命じられているのだ。故にブラジャーだけを脱いでノーブラで済ませる事は出来ないのである。
だが借金返済を延長してもらう為には、ここから先へ進まなくてはいけない。真子は意を決してブラジャーのホックに手を掛けた。そしてパチンと切ない音が鳴る。
そして今、そこにある光景は……。
スカート一枚で上半身裸の姿をさらけ出して震えている真子の姿があった。腕を胸元で交差させたり、腕時計だけは外さない等のいじらしい抵抗をしているが、余計に今の出で立ちの嫌らしさを強調するエッセンスになってしまっている。
「お~~! なんと可愛らしい長い足だ! それにちょろちょろ生えかけたうぶ毛がまたそそるのォ……」
痴態をさらけ出した真子を舐め上げるように、所木はそんな挑発的な台詞を吐く。
「も……、もうお許し下さい」
ただでさえ裸体でいるのが耐え難い所への言葉攻め……。真子の精神は張り裂けそうになっていた。
「な~~にを甘えたことを! これくらいで二千万の大金待てると思っとるのか!」
だが所木は容赦なかった。手に持った杖を高圧的に真子に向けて吠えた。
ぐっ……。それを聞いて真子は悔しさで可憐な唇を噛みしめた。
「今度はスカートを……。腰までまくって君の大切な花園をおがませておくれ……」
「そ……そんな恥ずかしい事……。絶対にできません!」
更なる所木の要求に真子は顔を赤らめ表情を崩し、駄々っ子のようにあらがった。
だが自分の何物にも包まれていないいたいけな箇所を公開しろと言われれば、それはわがままではなく当然の反応というものだろう。
──甘かった。スカートがあるからパンツを脱いでも大丈夫だと思っていた。しかしそんな抜け道を所木が用意してくれるはずもなかったのである。
「なら、わしも待てん! 今すぐ二千万耳をそろえて返してもらおうか!」
所木はふんぞり返りながら手を差し出す仕草をする。
そして真子は意を決して……。とうとう今身に付けている数少ない衣服であるスカートの裾を掴み、たくし上げてしまった。
そこにはスカートに衣服としての役割を放棄され、乳房も陰部も丸出しで全裸と変わりない……いや、スカートが残っている分全裸よりも嫌らしい姿となった真子がいた。心臓を高鳴らせながら震えている。
(お父さん……)
そう心の中で大切な父を呼びかける真子の頬には涙が伝っていた。
「これを受け取れ」
そう言って所木はポーンと何かを半裸となった真子目掛けて投げ掛けた――それはゴム製のボールであった。
真子は咄嗟に裸体をあたふたと動かしながらそれを受け止めたのだ。
咄嗟にそのような事をすれば手で受け止めてしまうのが普通であろう。しかし、真子は何と裸体に唯一巻き付けられたスカートで巧みに手繰りよせたのだった。スカート一枚にされた自分の役割を果たそうとする彼女の意志の強さの現れかも知れない。
「いいか! そのままスカートで一時間声を出さずにボールを持っていたら一年間借金の返済は待ってやろう! だが一回声を出すごとに一ヶ月待てる時間は短くなる」
所木の容赦ない指令が、剥き出しの真子の膣に食い込むかのように発せられる。そして要求は更に続く。
「君が十二回声を出せばゲームセット。それからもしボールを落とせば……借金は倍!!」
えげつない止めの要求であった。当然真子は「そ……そんな……」とたじろいでしまう。
「始めっ!!」しかし所木は杖を突き付け、容赦なく破廉恥なゲームの開始を宣言してしまう。
それに真子は反応して、はっとなって背後にある時計に首を向けた。その際服に包まれていない鎖骨が艶かしく強調される。
その行為が一瞬の隙となっていたのだろう。真子は自分の乳房の先端――乳首への所木の攻撃に耐える心の準備が出来ていなかったのだ。彼の杖はむにゅっと的確に胸の弱点を捕らえていた。
「あん」小さく可憐な唇を蠢かせながら、真子は喘ぎ声をあげてしまった。そう……。
「はい! 一回……。これで待てるのはあと十一ヵ月だ……クフフフフ」
真子はものの見事にペナルティーとなる行為をしてしまったのだ。ショックを受ける彼女の首筋が妖艶に彩られる。
そして杖による乳首責め地獄が始まった。まず軽く探るようにちょんちょんと触れてくる。
続いてさわさわと撫で付けるように、せわしなくかき回された。後は両側の乳首に右に左にと丁寧につんつんと攻撃が繰り出される。
(くふ~ん)
たまらず心の中で喘いでしまう真子。だが今度は声には出さず、彼女は根性を見せたのだ。しかし、それとは対称的に彼女の下の口は悲鳴をあげ始めていた。つまり桃色の肉の奥から愛液が滲み出ていたのだ。
「どうだ? ん? もっと優しくか?」
所木に弄ばれる言葉を浴びながら、真子は自ら中身がノーパンのスカートをたくし上げて肉口をさらけ出し乳首をつつかれるというあられもない姿となっていた。横に掛けられた立派な三日月の夜の山間地帯の絵画がそんな真子をみっともなく、それでいて魅力的に引き立てているかのように見えた。
ぞくっ。真子の膣から全身に甘い寒気が送り込まれる。
(や……やだ……? なんで……! き、気持ち……いい……)
屈辱的になぶられている筈の身体から送られて来る快楽の信号に、真子は悲壮な心持ちになりながら耐えるしかなかったのである。
「どうだ? 長年修行した杖の味は……?」
ケヒヒヒヒと卑下た笑い声をあげながらのたまう所木。こんな相手を弄ぶために鍛錬を行う事からも彼の性格を伺えるだろう。
「知っとるか? 女の性感帯は体じゅうにあるんだぞ」
粘着的な言い方で表現されたが、それはある程度的を得た理論だろう。現に女性はキスだけでアクメに達するケースもあるのである。
そして杖は真子の耳の裏、首筋、乳房、乳首、足と至る所を執拗に付きまとった。
(か……体じゅうを虫がはい回るみたいに……うずうずするぅ~~)
そんな攻撃をされれば当然……再び彼女の下の口は悦びの粘液を滲ませてしまうのだ。
その膣は紛れもなく真子自身の物。すなわち彼女自身の疲弊を物語っている訳で。
ころっ……。集中力を欠いた彼女のスカートからボールがずり落ちる事を許してしまったのだ。
「あっ! おち……!!」
スカートから離れたボールを逃がすまいと、真子はスカートをはしたなく広げ乳房を揺らしながら飛び出した。
ぐっ。間一髪で真子はボールを再びスカートに手繰りよせてほっと胸を撫で下ろす。
「はい! あと十ヶ月! もう少しでボールを落とすとこだったねぇ」
下品な笑い声を出しながら伝えられる非情な事実。今度の声は真子の快感によるものではなかったが、声をあげた事に変わりはなかったのである。
「そろそろここもほてってきたかな?」
所木の杖が今まで避けていた真子の膣を撫で上げた。くちゅっと確かな水音が奏でられる。
(んふっ)
再び甘い寒気に襲われる真子。そう、彼女の身体が悦んでいた事にも変わりはなかったのだった。
ちょんちょん。そしてとうとう杖の膣への攻撃は始まっていた。
(あん……はん……ああん……)
ちょんちょんちょん、ビクンビクン。真子は杖にクリトリスを強く、弱くリズミカルにいじくられて、よだれを流しながら裸体に汗を滲ませ身体をびくつかせた。
そのように一通り肉豆への責めが行われると、攻撃方法が変わっていった。
(あうっ……ひいっ……あがっ……)
心の中で獣のような叫び声をあげる真子。
しゅっ、しゅっ、しゅっ、ぢゅぷぢゅぷぢゅぷ。今度は杖は肉の割れ目に沿って襞の隅々をこすりあげながら、行ったり来たりし、それにより愛液の供給が増して水音が増幅されていたのだ。
ぬちぬちぬちぬち……。真子は陰部をかき回されて粘着質な音を出さされていた。
(だっ……だめ……こ……声が……声が……)
顔面を真っ赤にして身体を震わせる真子はもう限界のようであった。ぽあぁっと恍惚にも見える表情を浮かべ、艶かしい足をガクガクとさせていた。
一通り真子をいたぶった杖の先端には、彼女が出した粘液がねっとりとこびりついていた。真子の身体の敗北の証である。
「どうだ? もう立っていられないだろう?」
所木はベチャベチャと愛液を舐めながら言った。
「よかったら……わしのひざに座ってもかまわんよ……」
そう言って所木は……自分の肉棒をさらけ出しながら構えていた。棒はグロテスクにそそり立っている。
「極上品だよ。杖とは比較にならない程気持ちいいと思うが……」
凶悪な佇まいのペニスを見せつけながらのたまう所木。
(こ……こわい……でも)
恐れおののく真子。当然だろう、座るためにはこの異物を自分の身体の中に招き入れなくてはいけないのだから。
しかし、もはや真子には選択肢はなかったのである。彼女の後ろ姿は尻肉の下の股を洪水のように水浸しにした状態だったのだから。
ぬっ。そしてとうとう真子は下着に包まれていない生尻を所木に向け、彼と接合を始めた。
にゅるっ。所木の亀頭が真子の肉口の入り口をこじ開け始める。
(あ……熱い)
蕩けるような感覚の中で真子はそう感じた。
ズプゥゥ~~。とうとう肉棒は真子を完全に貫いたのだ。
「はふ~~ん」
「これで残りは九ヶ月……」
声を出してしまい、更なる罰の宣告を行う所木。だが、真子は(す……すごい。体が裏返りそう!)と強烈な快楽の波動に打ちひしがれてそれどころではなかった。
「なんだ!? お前の性器は……。ドロドロに濡れているのになんというしめつけ。最近のメスガキときたら、純情そうな顔をしてもう男を知ってやがる!」
繋がった真子の背後から、所木は彼女の神経を舐めあげるような言葉を投げかける。そう言われる真子はどこかうっとりとした風にも見える表情で耐えていた。
そこで所木は自分の電動式の椅子のスイッチを押した。すると機会仕掛けの椅子の軸がガションガションと音を立てて激しく上下運動を始めた。
(おん、あっ、あ、アン、い…いく、イクッ!! くん、う、くふん、あっ、すっすごい、すごおい、いっちゃうよ~~)
それにより真子は自分の中を激しく突き回され、心の中で悦びの叫びを何度もあげながらアクメを迎えそうになり……ボールをスカートからはね飛ばしてしまったのだ。
(ア……アふ~~ん、なにコレェ……!? こんなに突いて突いて突かれまくったら……)
足を大っぴらに広げながら悶える真子。
カチッ。そこでスイッチが押されて椅子……もとい肉槍の突きが収まった。
カくん……。乳首が勃起した乳房を揺らし、身体のバランスを崩す真子。その彼女の瞳は焦点が合っていなかった。所木の攻撃で肉体と精神を弄ばれた事によるダメージの現れだった。
だが、彼女はハッと気を持ち直した。それに続けて飛び出したボールも瞬時の判断力で見事に受け止めたのだ。
(よ……よかった。落とさなくて)
真子は頬を赤らめながらも、誇らしげな表情を浮かべて安堵していた。これなら……。
しかし、現実は非情であった。「甘いな……」と背後から所木がおぞましい気迫を漂わせながら言い、それにより真子は目を見開き戦慄した。
カチッ。再びスイッチが入れられる。すると……。
ガゴッガゴッガゴッ。先程とは比べものにならない力で椅子が上下運動を始めた。ゴンゴンゴンと真子は突かれ、乳房は盛大に縦揺れし、スカートは手に引っ張られて中の陰部が丸出しとなってしまった。
(いや~~っ。そんなに強く何度も何度も突かれたら、わたし……! わたし……!)
心なしか嬉しそうにも見える表情で真子は悶えながら……とうとうボールをスカートから手放してしまい、てんと音を立てて床に落としてしまったのだった。
◇ ◇ ◇
そこには無言で背を向けて横たわる真子の姿があった。スカートは今の彼女の気持ちを代弁するかのように衣服の役割を放棄し、中の特上の尻肉がお披露目されていた。
彼女はゲームに負けて借金は倍になってしまったのだ。声を発する様子がないのは、悔しさで泣いているためか、それとも快楽地獄により精神が耐えきれず意識を手放してしまったためだろうか。