雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【雑記】グループホーム見学を終えて-ハッピーセットに新約聖剣伝説-

 先日の7月23日に、前回の記述通りにグループホームの見学に行って来ました。
 それも、わおん改め『キアヌ』(女子棟が『ブリース』なので、管理者さん辺りがキアヌ・リーブス氏のファンなのでしょうか?)と、柏駅の近くで便利な『みんなのおうち東上町』の二つに候補が増えて、両方とも行くに至りました。
 家の構造自体はキアヌが良さそうでしたね。しかし、まだホームには職員さんは応募状態で、入居者もまだ来ていないという状況だったので、どういう人が来るのかという不安もありますね。
 でもまあ、今の私がいるホームは重度の人ばかりなので、少なくともそこよりは改善されるとは思います。
 そして、みんなのおうちは家はキアヌよりやや狭いという感じがしました(それでも今のホームよりも断然広いです)。
 しかし、ここはここで管理者様から職員さんも入居者も皆穏やかで過ごしやすいという説明を頂きました。
 これが重要ですよね。私が今のホームを離れる決意をした第一理由が理事長の苛烈な人格というのがありましたから。
 そして、両方のホームを見て思いました──どちらの管理者様も丁寧に接してくれる人であった、と。
 逆にその事から私はこの結論に至りました──今のホームの理事長の人気の理由を。
 それは、彼女がグループホームの理事長にあるまじきカリスマ性を持っていたからに他ならないという事でしょう。
 それが、この記事の突拍子もないサブタイトルに繋がるという事ですね。
 理事長がグループホームの仕事や何かをしていれば普通なら到底ありつけはしない凄まじい魅力的な人だったという事ですね。
 その例えが、普通ゲームソフトが付く事など決してないハッピーセット新約聖剣伝説が付いたかのような効力を発揮したという事を私は言いたいのです。
 それは、貰えるはずのないものが貰えた事により、凄まじい喜びに襲われるといった感じなのでしょう。人間は思いもかけない幸運を手に入れたら、予想していた幸運よりも当然喜びは大きくなりますから。
 そして、例えに新約聖剣伝説を用いた理由です。

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 このゲームは、聖剣伝説シリーズの中ではディープなファンからの評価は芳しくないのですよね、私としては個人的にそこそこ好きである事はお断りしておきます。
 要は、ハッピーセットという手の出しやすい催し物で手に入るなら、聖剣伝説の最高傑作である『2』でなくとも、微妙な位置である『新約』でも満足してしまうだろうという事です。
 もし、これが実現していようものなら、新約は『ハッピーセットのオマケであるにも関わらずに完成度の高いゲーム』という評価を受けていただろうというのが私の考えという訳ですね。
 この心理操作が危険な訳です。これにより『両方とも質が悪くてもオマケが高い評価を受けてしまう』という。
 まず、意識が完全にオマケに行っている訳なので、最悪『主役のハンバーガーが不味くても構わない』という心理になり、更には新約聖剣伝説ハッピーセットで手に入るから聖剣伝説2でなくても満足出来てしまい、良質なゲームだと判断してしまうという。
 つまり、こうなるとハンバーガーもオマケも品質が劣っていても人の心を惹き付けてしまうという大問題を引き起こしてしまうという事です。
 これが、私の今のグループホームで引き起こされていた惨状という事はもはや説明は要らないでしょう。
 ホームの中は極端に狭く入居者に二階は割り振られていない為に日当たりは望めず、理事長はグループホームの管理者など到底向いていないような悪女であっても──普通グループホームではありつけないカリスマ的人物として重宝されてしまって、職員さんからも数人彼女の虜になっている人もいましたね。
 そのようなグループホームとして最悪の条件を持ったそこからも、私は漸く旅立てる事が出来るという事ですね。
 そのホームは入居者の自立を謳っていましたが、寧ろキアヌかみんなのおうちのどちらかへ行く事が出来る方が今後自立の好機も出て来るだろう事は明白でしょう。理事長が入居者の自立など考えずに、自分の所有物にしていた事は察しの通りですから。
 最後に、この『ハッピーセット新約聖剣伝説』的な手法で人気を博した存在に触れておきます。
姫宮千歌音神無月の巫女)]

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 彼女は、要は戦争していて華が少なくなりがちのロボットアニメに、小笠原祥子レベルの美貌の持ち主を出した事で根強い人気を得たという事です。
 つまり、祥子のようにしっかりした人物像の設定が無くても、ロボットモノだから予想していない所に現れたので、という事ですね。
 現に、彼女は祥子以上に崇拝する人が『現実にも』大量に現れていて、彼女のライバルだった大神ソウマのアンチが増産されるに至っていましたから。
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 ここからは、千歌音と違って目的の為に『ワザと』人気を出させた例です。
[ディヴァイン(遊戯王5D's)]

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 彼は、戦闘方法が基本的にカードゲームで命の奪い合いではない所に、人殺しを導入した存在ですね。
 なので、人を殺せる機会がないだろう遊戯王の世界にて、まさかの殺人権を提供してくれた偉大な人物として、創作物のキャラクターの範疇を越えた指示が崇拝者からなされる程に至りました。
 その余波は、一つ例を挙げると彼への否定的意見を無くす為とミスティによって葬られたのを逆恨みと彼の無念を晴らす為に復讐そのものを悪に仕立て上げようとしてアニメ遊戯王ゼアルが作られた程になります。
[茨華仙(東方茨歌仙)]

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 これは少々特殊なケースです(ハッピーセット新約聖剣伝説自体が普通のケースとは言えないですが)。
 茨木華扇の中でも、彼女が主役のコミックの東方茨歌仙においてのみ該当します。
 東方三月精でゲスト参加した際は絶妙なバランスで成り立っている幻想郷を尊重していたし、ゲーム媒体だと異変に自ら積極的に関わるという意欲的な人物になっていますから。
『茨華仙』としての彼女は、今までの公式東方書籍作品に無かった『強力な主人公』という旨味を取り入れられて書籍出身キャラで一番の人気に至ったという事です。
 他の主人公は光の三妖精、霖之助、小鈴……などという人気少年漫画なんかでは間違いなくサブキャラの域を出ない立ち位置、綿月姉妹は敵キャラという流れで来ていましたから。
 なので、華仙が決して人格者などではなく、かつ他人の欲望を抑え付けようとする東方キャラがやってはいけないような事をしても高い支持を得るに至ったのでしょう。
※ZUN氏は依姫の美点を正反対にしたディヴァインという存在に嫌な思いをしたのでしょう。
 それが、『自分もそういうキャラクターを作って人気を出させよう』という発想に至る辺りやはり、普通の人の感性ではありませんね。