NHK教育テレビで放送している子供向けアニメですね。
時折私のホームの入居者に合わせて見る事になるので、私自身はこのアニメには思い入れはない為に、斜めからの評価になる事を予め断っておきます。
まず、私が目につくのは主人公の老婆型ロボット『わしも』の声優さんが、サトシ役でお馴染みの松本梨香氏な所ですね。つまり、このアニメは忍空やポケモンに並ぶ松本梨香主演アニメって事になるのですよね。そう表記するとこの作品は侮れませんね。
氏の演技も時折サトシの面影が出るものの、普段は被っていなくて新鮮ですね。
コンセプトは、童謡の『コンピューターおばあちゃん』から発想を得たというものでしょうか。はたまた近年になって作られたアニメなので、『フタエノキワミ』の空耳の『高性能ばあちゃん』の影響の方が大きそうですね。
アニメの作風は独特ですね。子供の図画のイメージを残しながら、そのまま商業作品レベルに昇華させた感じで。なので当然『萌え』とは無縁ですが、逆にそういうのに食傷気味なオタクの人は嗜んでみる価値はあるかも知れませんね。
わしもの家族は私から見ると皆性格悪いですね。この辺りは、ちびまる子ちゃんや、ロボット同居作品の草分けのドラえもんを意識したのでしょうか?
最後の批評は、わしものデザインは子供は喜ばないと私は思う所です。
普通のおばあちゃんなら暖かみが生まれるでしょうが、彼女はメカらしいフォルムの顔をしています。挙げ句の果てには人間には二つの目がある所にモニターが一つという有り様です。
さながらガンダムシリーズの敵モビルスーツの代名詞のモノアイ(単眼)そのものなのですよね。このデザインは非人間性を演出して威圧感や倒し甲斐を生む為のものなので、愛されるべき存在のわしもには不釣り合いに感じて仕方がありません。非富野ガンダムでは味方機にも使われていますが、基本敵に似合う産物でしょう。
そういうのは、子供の方が敏感ですから、何故そうしたのか理解に苦しみます。
(しかし、このアニメは続いているから人気って事なんですよね?)
最後に、私は個人的に体育の先生が好きですね。ガチムチでありながら爽やかな性格で、リアル等身だったら是非ともパンツレスリングをさせてみたい所です。