雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【雑記】スクリムジョールに見るサイコパスの性質

『ルーファス・スクリムジョール』。
ハリー・ポッター』シリーズに登場する、魔法省の新大臣ですね。年老いたライオンのような容姿という記述が特徴的なキャラクターです。
 彼の言動の特徴を見ていくと、ものの見事にサイコパスの人の特徴に合致するのが分かるのですよね。
 まず、ハリーが魔法省から受けた仕打ちに対しての気持ちを全く理解せずに彼を対ヴォルデモート意識を高揚させるアイドルとして運用すべく彼にアプローチを行い、その事で断られたら憤慨の態度を隠さずに顔に出してしまう所ですね。
 これは、サイコパスの自分に向けられた感情には敏感である癖に、他人の感情を察するのには疎いという性質から来るものでしょう。
 そして、一見それとは対極的に見える、拷問されて殺されても決してハリーの居場所を割らなかったという勇敢な一面ですね。
 これは、サイコパスの『恐怖を感じない』とか『自分の行う言動に関しては感情により歯止めが掛からない』事から来ていたのだと思われます。
 あるサイトでは、サイコパスは普通の人は感情が左右する『愛してる』と言うのも『コンクリート』という単語を言うのにも全く同じ感覚で言う事になるとありました。
 故に、彼が自分の行動を行う際には、食事を摂るような日常的な事でも、拷問に抗う事に関してもさして変わらなかったと思われます。
 彼にこういう描写を行っていったのには、サイコパスはただの共感性に欠ける人ではなく、条件さえ揃えば時に大きな事を成し遂げる性質も持っているのだと、ローリング氏は言いたかったのではないでしょうか。
 基本エゴイストだが、死んでも信念を曲げないという面で勇敢である……。
 正に性格を見れば『志々雄真実』そっくりなのですよね。志々雄の方が数段器は大きくて『へそを曲げる』等という陳腐な行為は彼はしなかった訳ではありますが。
 しかし、年老いたライオン→獅子→志々雄という流れで彼がスクリムジョールのモデルになった可能性はありますね。それだとローリング氏がるろうに剣心を知っていたという事実になりますが。この作品は大成して世界でも人気が出たから可能性はあるでしょう。