私が今愛用している、電子文の読書に愛用しているツール達です。
それでは、それぞれの特徴を上げていきましょう。
【電子ペーパー】
[長所]
・目に優しい
これが一番重要ですね。ブルーライトではなくeインクだから目への負担が少なく、長時間読めます。
・屋外で読める
普通の電子機器にはない強みですね。これで天気の良くて過ごしやすい日には公園で読むと快適ですよ。
ただし……(後述)。
・電池持ちが長い。
一メモリ減るまで一ヶ月位は持ちます。ただし、昔のケータイのような仕様なのか、一メモリ減った時点で30%程になっていると思われます。
・大容量のテキストを読める
3~4MB程あっても、最初の起動に時間が掛かる程度で、問題なく読めます。
[短所]
・ページ捲りが遅い
eインクの処理上、ページ切り替えがスムーズではありません。
・温度変化に弱い
特に暑さに弱いです。その状態で使うとページ捲りの際に画面がブレてテンポが悪くなり、電池も余計に食います。
折角、屋外でも読める画面なのに、その旨味を活かせない仕様ですね。
・横向きのデータをルビ処理出来ない。
つまり、.txtファイルだと青空文庫のルビ処理に対応しないんですよね。
青空文庫の作品をEPUB化してダウンロード出来るサイトで手に入れればルビ付きのデータが使えますが、その場合縦書きになってしまいます。
それが気にならない人なら問題ありませんが、それでもページ捲りが遅いこのツールで青空文庫作品を読むのは些か難儀でしょう。
【PSPの『青空文庫forPSP』】
[長所]
・青空文庫の作品を横書き、ルビ処理状態で読める
さすが、青空文庫作品を読む事に特化した作りであるのは伊達ではありませんね。
・ページ送りが優れている
ボタンを押せばすぐに次のページになり、更にページ毎でも行毎でも進められます。
・電子機器なので、暗い所でも読める
このお陰で、影になる所、例えば寝転がりながらでも読めるのは電子ペーパーには出来ません。
[短所]
・電池持ち
ゲーム機なので仕方ない事です。一ヶ月も持つ電子ペーパーと比べるのは酷でしょう。
・.txtサイズに限界がある
100000行か3、5MB以上かになると最後まで表示されなくなります。幸い青空文庫一つなら支障はきたしませんが、小説家になろうダウンローダやハーメルンで手に入れた大作の場合は問題となって来ます。
・ゲーム機である事
機能とは違う問題ですが、親御さんにはゲームしてるようにしか見られないケースが多いです。
なので、読書しているのにゲームをやっているというレッテルを貼られるリスクが避け難いです(これはスマホにも言えた事ですが)。
このように、電子ペーパーにもPSPにも一長一短がありますので、好みと用途に合わせて選ぶのが良いでしょう。
ちなみに、両ツールともソニーさんの製品の画像を用いましたが……当のソニーさんはどちらもこの記事には乗り気ではないでしょう(泣)。
まずソニーさんは電子ペーパー業界から脱退しています。なので、今からソニー製の電子ペーパーの入手は難しいと思われます(あったらラッキーでしょう)。
ソニー製の電子ペーパーがアカウント作らず作れて一番扱いやすいのですけどね。
PSPは言わずもがな、改造して使われる事を嫌っているのは有名でしょう。
それなら元からの機能にテキストビューワを付けて欲しいのですが、あらゆるゲーム機にそれがないのはブランドが傷つくからなんでしょうね。
取り敢えず、青空文庫forPSPに対応した壁紙を載せておきます。文字の色を明るくして使って下さい。