雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【ノベライズ小説】やっぱりトイレは怖いトコ

 この小説は同名の成人向け漫画のノベライズになります。なので18歳未満の方はご覧にならないようにお願いします。
 そして、同名の漫画が手元に存在しないので(ネットで調べても全くヒットしません)、うろ覚えなので序盤しか描けなかった事をご容赦下さい。もし奇跡的に入手出来たら最後まで書くつもりです。
 そして、この作品は私の他の小説と違って一人称で書かれています。私にとって初めての試みである事を念頭に置いてお読み下さると幸いです。

 「あれー、拭いたのにー……」
 そう呟く私こと小岩井リトはただいまトイレにいる所である。そして、絶賛……パンツを絞っているのだ。
 故に今、私のスカートの中はノーパンのすっぽんぽんなのである。
 スカートとは便利なものだ。何かを汚す事なくこうして服を着たまま下着を脱いだ状態でいられるから。こういう時私は女に生まれて良かったと……僅かばかり思ってしまったりする。
 しかし、このような露出染みた格好を私にさせる概念というのが問題なのである。
 そう、今絞っているパンツがビショビショというのが全くを以て解せないのだ。
 確かにトイレで用を足した時に、私の大事な所は念入りに拭いたのである。
 これは男性には分からない手間というものだろう。女性には男性のそれのような棒状の物は存在しない訳だから、水を切るという動作が出来ないのである。こういう時女に生まれた事を些か後悔してしまったりもするものだ。
 だが、私とてみすみす大事な所が水浸しのまま下着を着るなんて真似はしないのだ。そこが役目を果たしたら念入りに拭いてあげる、それが女性としての義務だと私は思っている。
 だというのに、今の状況である。これでは女の子失格というものだろう。
 ……。だが、ここである懸念が生まれて来たのだ。今パンツから絞り出している物……『本当にこれはオシッコか?』と。
 その疑惑を確かめるために、私はスカートの中に手を突っ込んだ。今はノーパンである訳だから、ひと手間省けるというものだ。
 そして、疑惑は確信に変わろうとしていた。
「違う、ネトネトのだこれ……」
 その確信した答えを私は呟いていた。
 その正体は、愛液、はたまたラブジュース、詰まる所は膣内分泌液である。
 それが出てくる条件……。私はそれを知っていた。年頃の女の子なら当然知りたがる事だろう。
 早い話が、私の体は性的興奮を覚えていたという事だ。一体どこで私の体はそのような反応を示してしまったのだろう。自分の体ながらいやはや恥ずかしい限りである。
 だが、恥じる事ではないのかも知れない。何せ私は思春期真っ盛りの女の子なのだ。いつ体が快感を求めてもおかしくはないというものだろう。
 そして、今私は恥じる事よりも自分がすべき事をしようと心の中で奮起していた。
 このままパンツを穿いてそのまま学園生活へと舞い戻ろうものなら、再びその中はエッチな汁で浸食されてしまうだろう。そんな状態で授業など受けられたものではない。
 ならば、やらねばならない事。それは私の体がスケベなヨダレを吐き出さないようにするのだ。
 それを行うために、私はトイレのドアから顔を覗かせて辺りを念入りに見回した。
 よし、誰もいない。それを確認した私は自分のための聖域を創り出すべく、まずはトイレのドアを閉じた。
 これで私の安全は確保した。そして、これから秘密の一時の始まりである。
 その時を享受すべく、私はどしりと床へと腰を下ろした。
 当然ここはトイレだ、だから床はお世辞にも綺麗とは言えない。しかし、これから私が味わう楽しみの前では、それは些細な障害と言えるだろう。幸い水気やゴミやくすみのような目立った汚れはないし。
 それを確認して、私はスカートを盛大に広げたのである。それにより下着に包まれていない私の大事な所は、余す事なくあらわになった。
 自慢の私の宝物である。既にヒクヒクと蠢いていて愛らしい。しかも恥ずかしいヨダレも出している為に、その嫌らしさは計り知れないというものだ。
 そんな特上の一品に対して私がする事。それがただの指遊びでは些か失礼であろう。
 しかし、今この状況で指以外に私を慰めるものがあるというのだろうか?
 普段の私なら、ここで諦めていただろう。だが、今の体がエッチな覚醒をしている私のセンサーの効能は段違いであったのだ。
 私が目を向けたのは、お尻に付いた大きい方を拭くのにも、女の子にとっては小さい方を拭くのにも活躍してくれるトイレの神器──トイレットペーパーであった。
 それを使って私の愛液を拭いて、やはりここから学園生活へと戻るとお思いだろうか? いや、今のエッチな感覚の出来上がった私をナメてもらっては困るというものである。
 私の求める物はトイレットペーパーの中にあるのだ。
 お気付きだろうか。商品のトイレットペーパーとして作られた物は、それ単体では定位置に固定などされないものである。それだと支えがなくて下に落ちてしまうというものである。
 では、他に何が必要であるか。その答えは中にある『ロール』なのだ。
 それは、ペーパーを支えつつも、完全には固定されず、紙を必要なだけ引っ張り切り取る際に空間に余裕がある事で回転を促してペーパーの役目を助けるアレである。
 それは、ペーパーを支える為に棒状となっている訳で……そろそろ答えが見えてきたかも知れないだろう。
 私はまずはトイレットペーパーをおもむろに定位置から外したのである。これにより、暫し本来の役割を果たせなくなってしまうが、少し我慢してもらいたい。
 そして、ペーパーを床に置くと、その中からお目当てのロールを取り出したのである。
 後は迷いはなかった。私はそのロールをとうとう思い切って膣内に挿入したのだった。
 それにより、『ずにりゅっ』とでも言うべき感触がそこから伝わってきたのである。
 それだけでも濃厚な手応えというものだろう。だが、それはオマケに過ぎないのだ。
 何故なら、私に膣肉を貫かれた際の快感が伝えられたからだ。要は『気持ちいい』訳である。快楽の波動に私の脳は支配されていったのである。
 ロールもペーパーの芯の代わりに、思いもよらない肉の要塞の中へと突っ込まれて戸惑っているだろうが、私としても下着の代わりにこのような異物を装備して狂気の沙汰もいい所だ。
 その事と、陰部を貫かれる雌の悦びを受けた事が重なり、それだけで私の感覚は弾け飛びそうになる。
 だが、それだけで終わったら、『禁忌』に手を染めた私としては引っ込みがつかないというものだ。
 故に、私は肉華に突き立てられた棒をぐりぐりと動かし始めた。それはさながらゲームセンターのコントロールレバーのような感覚である。
 そんな破廉恥なコマンド入力を受けた私は、まるで必殺技をもらったかのような衝撃に苛まれてしまう。
 それは勿論痛みなどではなく、キモチイイ感触しかなくて快感の極みなのであるが。
 そんな体が求める事に対して遠慮する意味合いなどないだろう。なので私は更なる悦楽を求めて、ロールへの攻撃を加えたのだ。
 ロールが膣肉を抉り引っ掻き回す度に、その本体である私には甘く、それでいて弾けるような魅惑的な刺激が襲っていった。
 そのような感覚に断続的に襲われた雌の行き着く先は一つだろう。
「イクッ!」
 私が思わず発したその言葉が意味するもの。
 それは『絶頂』。はたまたアクメとかオーガズムとか呼ばれる、人間が最も悦びと感じる概念の一つである。
 その授かり物を今私は手に入れようとしているのだ。これはとても喜ばしい事である。
 だが、ここで私は思った。快楽を浴びるように感じるには、この格好では些か物足りないのではないか。パンツを脱いでいる以外は普段と変わらないのだから。
 なので、私は高みをより完成度の高い芸術に昇華すべく、膣いじりは一先ず中断して次なる手を打つ事とする。
 その為に私はまず、今着ているブレザーへと目を向けた。
 やっぱり可愛い造りだと思う。この制服が気に入ったからこそ今の学校を進路に選んだ位なのだから。
 私をいつも可憐に彩ってくれているブレザーのボタンを、一つ二つと外していった。
 それは慣れた手付きだった。何せ毎日私はこれを脱ぎ着しているから当然である。
 そして、ブレザーの正面は左右二つに割れた。その中にあったのは純白のブラウスだ。
 その清楚さは一級品であろう。着る女子を、まるで天使のように飾り立ててくれるからだ。
 勿論この私でも例外ではない。馬子にも衣装とはこの事だなと少しばかり自嘲してみる。
 そして、その下から膨らみが自己主張している。私とて成長期の女の子なのだ、故におっぱいの育ちようは人並みにはあると自負している。この件については何人足りとも愚弄は許さないというものである。
 ちなみに私の目的は、この胸肉に押し上げられたブラウスを見る事ではない。いや、これはこれで見応えがあるが、今目指すのはそれではないのだ。
 そう、おっぱいに強調された服ではなく、『おっぱいそのものに用がある』という事だ。
 その主役に面会すべく、私はブラウスのボタンも一つ二つと外していった。ブレザーよりもボタンが多く、かつサイズも小さいが故により精密さが要求される訳だが、これも毎日の鍛練で鍛え抜かれた私にとっては朝飯前なのだった。
 そして、とうとう私はブラウスまでもはだけてしまった訳だ。
 それにより、私の胸が盛大に露にされたのである──残念ながらブラジャー付きであるが。
 ブラジャー。それは女性が胸が大きくなればそれを支える事が必要になったり、男性よりも乳首が大きさも感度も強くなる為に、洋服を着るには必要不可欠なアイテムである。和服ならその例に漏れるのだが。一度着てみたい代物である。
 取り敢えず言える事は、今の私には全くを以て不必要な物という訳だ。
 故に、私は背中部分にあるホックをパチリと音を立てて外してしまったのだ。後は簡単である。固定を失ったブラジャーを、私は綺麗さっぱり取り退けたのだ。
 それにより、拘束を解除された私の乳房は重力に従い元の自由な体勢を取る事が出来るようになった。おっぱいが解放される瞬間、これはいつ見ても心が癒されるものだ。
 これで上半身のしがらみは全て解き放たれた訳である。故に私はいつでも自由へと羽ばたく事が出来る状況となったのだ。
 だが、それにすぐにありつきはしなかった。折角健診と体育の時意外に服を脱ぐという甘美な状況にありつけたのだから、それを存分に味わなければ損というものだ。
 なので、私ははだけたブレザーとブラウスを腕に固定させたままにしたのだった。
 ハダカになったが服は手離さない。この意地らしさが私に学校露出少女として箔を付けているかのようである。
 最高に興が乗ってきた。そう思った私は、足をM字に開きながら腰を振り始めたのだ。
 それにより、陰茎代わりの棒に貫かれた私の膣肉の感度が戻ってきたのだった。腰を振る度にずぶずぶと肉穴を犯してくれる感覚が如実に伝わってくれる。
 ああ、この感覚だ。ハダカになってアソコを抉られる。これこそが女の悦びというものなのだ。
 腰を振れば振る程に膣口に棒が突き立てられる感覚が余す事なく私の脳に伝わってくれる。
 その、快楽の本能に従う事により、体が求めているものが私には分かってくるのだった。それは言うまでもないだろう。
 私は腰を振る度になけなしのたゆみを見せてくれる乳房の頂上にある突起──乳首へと意識を向けたのである。
 綺麗な桜色で形も良い。我ながら誇るに値する逸品である。それに私はとうとう指を触れさせた。
「んっんっ!」
 コリコリと乳首を指で転がしながら、私は目を閉じてその切ない感覚を満喫するのだった。
 こうして触れてあげると主に対して悦びを返してくれる。まるで従順なこの乳首というのは素晴らしい器官であると私は思う。
 そして、乳首をまさぐるためにこそ、女性は気持ちいい事をする際にハダカにならなければいけないといっても過言ではないだろう。
 乳首への『愛で』の効果に連動する形で、膣肉の締め付けも最高潮となってきた。やはりこの二つの関係は、切っても切り離せられない良き隣人といった所だろう。
 そして、その二つの神器への攻略を企てていった私はというと、当然目的の地へと一歩一歩近付いていっていたのだ。
「あん、あはっ、あっ、はっ、あはん!」
 私は遂にはしたなく悦びの声を口に出してしまっていた。つまり、目指す境地はもうすぐである事の裏付けである。
 どさくさに紛れる形で、私の胸の両乳首も電流を流したかのようにビクビクッと勃起したようだ。うん、やっぱりこの箇所の機能というのは素晴らしいものだ。
 私の腰振りの規模は苛烈を極めていった。気付けば腕に纏わり付けていたブレザーとブラウスは綺麗に抜き取られていた。この神聖な執り行いの前にはもはや不要な物のようであった。
 裸にスカート一枚の聖女となった私は、もうすぐで役割を果たそうとしていた。そう、天にも昇るような絶頂の極みを。
 そして尿意も込み上げてきた。その事が全てがうまくいっているを示していたのだった。後はこの貪欲な体が悦びを形にする事に私は付き合えばいいだけである。極めて心踊るというものだろう。
 そう、これでイ……。

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 いかがでしたか、私の初めての一人称小説は。一人称で書いてみた感想は全年齢の内容になるのでそちらで記述します。
 そして、この『やっぱりトイレが怖いトコ』を一人称で描いた理由は、台詞回しやヒロインの行動や思考が随所で私のツボを突いた事にあります。
 例をあげると、ノベライズでは描けなかった先の展開で、
『これが私の汁? お おいしい……』
『何乳首おっ立たせてんじゃい!』→『先生に言うよ』
 等の、そこはかとなくエロさを引き立てる台詞回しがやけに多かったのですね。
 勿論成人向け漫画故に絵は一級品でしたが、ノベライズではその絵の完成度を文では完全には再現出来ないので、その台詞回しにスポットを当てる為に一人称を選んだ訳です。
 それと、ファンタジー、冒険、バトル、濡れ場シーンの情景と、様々なカテゴリーで三人称が向く中で、一人称で活きる小説を書いてみたかったのもありますね。