最近、この『ソードアート・オンライン』を読み始めました。
そして、読み進めていく内に、色々と他の作品のオマージュとおぼしき展開・設定が感じられるようになりました。
例えば黒幕である茅場晶彦の趣味嗜好が『魔界塔士サガ』の『神』ととても似通う等。
しかし、恐らく一番参考になったかと思われるのが、RPGツクール95作品の『海賊アーガス』(正式名称はもっと長かったです)でしょう。
このツクール作品は、特技が『必殺・剣技』となっていて、(味方は)魔法の類いを使えないのでした。故に、回復は全てアイテムで行うという仕様だったのです。
正に、ソードアート・オンラインには魔法が存在せずに剣で戦っていき、回復はアイテムのみという設定と似通うという事ですね。
これが元ネタという可能性は高いでしょう。何せ劇中でソードアート・オンラインを開発したのは『アーガス社』となっていますから。
ちなみに、私は海賊アーガスのそのシステムは個人的には好きではなかったのですよね。下手にダンジョン探索したら、それだけでお金が掛かる仕様ですから。
ともあれ、その海賊アーガスの独自の仕様をピックアップして剣のみという制約を確立したが為に、文字通り『剣の芸術』描写が秀逸になっていった点は見逃せないでしょう。
※ちなみに、海賊アーガスは他にもフィールド上の怪しい所を調べて自分で街やダンジョンを探していく面白さ、主人公のアーガスがいちいち外道(ギャグ描写なので肩の力を抜いて楽しめます)だっりと見所満載なので、オススメなのですが今のWindowsの環境ではプレイ出来るか分からないのが残念ですね。