雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【サガdeとんち】220125~220130

【悪魔のすみついたナイトハルト殿下】
[トーチ・ゴーレム]
 遊戯王GXにて、ユベルが使用した拷問機械のモンスターである。
 闇マリクの時のように、こういうモンスターは機械でありながら悪魔族モンスターとなる傾向があるようである。
 しかし、その理論に対してナイトハルトはツッコミを入れる。
「振り子刃の拷問機械はどうなるのかという所であるがな……」
「まあ、その辺りカードとしての遊戯王ですから……」
 そうアルベルトは言葉を返す通り、エラッタのような細部の性能変更がある事はあれど、種族や能力値といった根本に関わる事まで大々的に変更出来ないのが商品としての遊戯王カードなのである。
「でも、炎使いのあたい的にはちょっと癪だけど、ラヴァ・ゴーレムよりはコントロールを持ち主に戻す戦法の際には便利よね」
 そう言うのはミリアムなのであった。
 彼女が言う通り、溶岩魔神の場合は毎ターンに持ち主にLP1000のダメージをお見舞いしてしまうが、このトーチ・ゴーレムの場合にはそのような仕様が無くて使いやすいという事なのだ。
 しかし、ここでナイトハルトがこう言及するのであった。
「でも、特殊召喚の際に自分のフィールドに攻守の低いトークン二体を攻撃表示で出すというのが危なっかしい所だな」
「それは、遊戯王らしくタクティクスでカバーする所ですよ」
 それに対してアルベルトは遊戯王デュエリストの義務とでも言うべき事を口にする。そこにガラハドが入り込んできた。
「お 俺のように殺してでも うばいとられるというタクティクスでどうこうなるようなレベルでないリスクを持ってないだけ恵まれていると思え きさまらー!」
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【ミリアムに使わせたいこんな炎】
[トーチマン(真なる破壊者)]
 公式のロックマン作品ではなく、ファンが独自に手掛けたロックマン&フォルテの続編として想定した小説に登場する敵ボスキャラの一人であり。
 彼の特殊武器である松明型の焼夷弾である『トーチボム』はその見た目通りの火力を有している訳であるが。
 そこで、ミリアムはあの事に触れずにはいられなかったのだ。
「確かに特殊武器は魅力なんだけどね、使用者が外道過ぎるのが難点という所だね」
 そう彼女が言う通り、そのトーチマンの人格はえげつないの一言であるのだった。
 人間や動物の皆殺しが生業であり、果てにはその『うちもらし』をした部下へ粛正を行い破壊してしまうという、彼には大切にする者が何一つ存在しないという有様だったのだ。
「い 以前の辞典でのきさまも大概だろ きさまらー!」
 そう言うのはガラハドであった。
 彼はかつての本家サガex辞典でのミリアムが何かと言うと火の鳥を使って燃やしてくるという方向性となっており。
 更にはそこで流行っていたウルトラマンタロウ関連の投稿の関係で『バードン女』なる不名誉な渾名を設けられてしまっていたのである。
「それは昔の事だから触れないで欲しいね……」
 ミリアムはそう切実に言う所なのであった。その事には現在の『サガdeとんち』の出演者達も同意の所であろう。
 これでかつてのミリアムの黒歴史の事に就いては解決した所であるが、ここで一つ気になる事が出て来る。それを言及するのがアルベルトなのであった。
「しかし、東方のクラウンピースが気になりますね」
 そう、彼女は松明持ちかつ欲に忠実という破壊者版トーチマンを彷彿とさせる設定に、一人称が『あたい』なのであるのだから。
 その事に関して、ミリアムはこう結論付けた。
「うん、彼女はあたいとこのトーチマンの成分を融合させて作ったという事だろうね?」
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【ミリアムに使わせたいこんな炎】
[トーチマン(ロックマン11)]
 ロックマン二次創作の真なる破壊者に同名のボスキャラが登場したが、こちらは公式作品のロックマン11の方のトーチマンである。
 この事に関しては、カプコン側の嫌がらせとかリスペクト精神が複雑に入り交じったが故に同じ名前にして、そこから何が生まれるのかというのを見たい所なのであろう。前例にニトロマンも元は二次創作のロックマン10(発表された名義はロックマンアンリミテッド)が初であったのだ。
 そんな、『公式の』トーチマンに関して、グレイが口を開く。
「こっちは外道である前身のトーチマンと違って、武人気質のある好人物となっているな」
「ええ、ロックマンに負けた際に、洗脳されているにも関わらず『もっと鍛えねば』って言っていた程の根っからの武人でしょうから」
 と、アルベルトも彼の事を称賛する。
 そのようにして褒め続けたい人物像なのであるが、ここで炎使いたるミリアムは言わずにはいられない所だろう。
「でも、特殊武器のブレイジングトーチは使いづらいよね。極め付きにご丁寧にラスボスの弱点武器という名誉(?)を頂いちゃってるし……」
 そう、その名誉(?)は8ボスの特殊武器で一番使い勝手が微妙だった物に与えられがちな処遇なのである。例外的にファラオショットという使い勝手抜群な武器の場合もラスボスの弱点となるが、これの場合は燃費の悪さが原因であろうか。
 ゲームキャラであるから、この辺りが彼への言及となる所であろう。
 だが、いつの間にかガチホモキャラ化されたガラハドは思うのであった。
「ほ 炎属性でなければ俺好みのいい男なのにな きさまらー!」
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