雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

[高性能]220418-1猗窩座

【勇儀が紹介】ハイスペック
 このコーナーを担当する事になったのは星熊勇儀なのであるが、その理由を彼女は言及していく。
「確かに、私は三面ボスでありながら盃の酒をこぼさずに戦うというハンデプレイをしたから実力が未知数という事になっているからねぇ」
 その言に対してパルスィが追従する。
「そんなあなたの真の実力っぷりを存分に堪能したい場合は『東方先代録』を読むといいわね。あの時のあなたは凄かったから」
「そんな感じで既に描かれてしまったから、筆者は自分の小説では敢えて自分が真の実力の私を書くという付け入る隙が無いと感じて書かなかったんだけどね」
 それは幸か不幸か判断に困る勇儀であったが。
「まあ、そんな設定のある私に肩を並べるような存在をこのコーナーでは紹介していこうって寸法な訳さ」
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[猗窩座]

「いきなり凄いのが来たわねえ……」
『最初が肝心』とは良く言うが、こう最初から冗談抜きなのが来て、パルスィは空いた口が閉じない思いとなるのであった。
 上弦の参として無限列車編に締めとして登場した彼は、煉獄杏寿郎を戦闘で以って亡き者にしてしまったという所にあるのだが、これには色々と言及すべき所があるだろう。
「まず、煉獄は柱の中で二番目か三番目に強いと考察されているな。そんな彼を倒してしまうというのが凄まじい所であるのだよな」
 まずはその強さからであろう。それからパルスィは次の内容へと向かう。
「後忘れてはいけないのは、こんな主役級がお亡くなりになってエンドという内容の展開を映画作品でやったという事ね」
「それがスタッフの狙いだろうな。この力によって筆者により能力的な強さを渇望させる事によってエイスステージを望む形にするという方針だったのだろうからな」
 そう言い切る勇儀であったが、ここでこの猗窩座のフォローもしておくべきだろうと思いそれを押し進めていく。
「しかし、体と心とは一身同体であるから器用に心だけを鍛えるという事は出来ないからな。故に強さに肉体を求めるという彼の方針は生き物として真っ当だと言えるだろう」
「その為に、弱者を嫌うという志々雄真実的なエゴがあれど、鬼としては比較的筋の通った考えを持っていたと言えるでしょうね」
 このように整理すれば、この猗窩座は比較的魅力的な人物像に仕上がっている事が分かるであろう。
 だが、ここで二人はこれを言っておかなければならないのであった。
「でも、無限列車編の映画を観た人なら分かると思うけど、『猗窩座にも魅力があるだろうから見出す』という気持ちはものの見事に雲散霧消してしまう事請け合いというものだな」
「ええ、煉獄にはテーマ曲の『炎』まで与えられていて、凄まじいケレン味に仕上がっているからね」
「ああ、その辺り伊達に千と千尋をぶち抜いて一位にはなっていないという所だろうな」
 そこまで言った後で、勇儀はこう結論を導き出して言うのであった。
「アニメとはこういう固定概念を構築しがちな産物だというのを忘れてはならないだろう。その辺り、神主が東方のアニメ化を推奨していないだろうという事だな」
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【今日の一言つぶやき】
 ゼンカイジャーが本当にやりたかった事は、ステイシーをメインの追加戦士にする事だったと思いますね。
 それが怒首領欲からの指示によって、ゴールドツイカー一家を追加戦士ファミリーにさせられた、と。
 肝となるのは、怒首領欲が好きなのではなく、私が好きではない連中という所ですね。
 これは、私に不満を与えて刺激を与えるのと同時に、エイスステージ反対者であるゼンカイジャーには思い入れがなかったのだろうという事ですね。
 ゼンカイジャーが本当にやりたかった事はこれですね。
 メンバーはゼンカイジャーに加えて追加にステイシー。これだけというもの。
 こうする事でビーストサーガ+八雲泉奈という群像劇作品の面子が夢の共演という構図になりますし。
 カイトは豊姫のオマージュでもありますから、八雲紫と協力関係になるという描写はしておきたかったでしょうし。