雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【雑記】アニメ感230423

【雑記】アニメ感230423
[ちみも]

《全話感想》
【01週目】
 同時録画機能を活かしたくて録画していったアニメですね。地味な日常系と思っていたらその実ダークホースであった訳でして。
 ちみもがもっちりしていて可愛い、作風に反して結構なカオスな描写が多い、作風に反して主要キャラの声優は結構豪華という色々と注目すべき所が多い内容に仕上がっています。
──────
【02週目】
《前半》
 地獄さんが人間界の食べ物にカルチャーショックを覚える回という手始めとしては結構やられるような話ですね。
 しかし、カフェで釜茹しらす丼というのがこのアニメらしいカオスな描写でした。後、ソーシャルディスタンスというこのご時世らしいスパイスも利いていました。
 そして、結構食事シーンが美味しそうなのが秀逸だと思いましたね。かなり力入っています。
------------
《後半》
 地獄さんが鬼神家に家賃払わないといけなくなったので職探しの回。
 こちらはカオスさは少なくてほのぼのかつシビアな内容という感じでした。
 ちみもが採用されたというオチもカオスさは無くて古き良きオチだと受け取る事になりましたね。
 このアニメはカオスさと懐かしい感じのどちらに向かっていったのかはこれから観ていって判断する事とします。
──────
【03週目】
《前半》
 嫌な奴と言っていて身構えていましたけど、課長さんいい味出していましたね。子供好きでしたし。
 そして、人を憎むというのは良くないといういい教訓も出てきて良い話だと思いました。
 しかし、結構オチがミステリアスで少々怖い感じもしましたね。
------------
《後半》
 一個500円の高級チョコを食べた犯人。人間観察力が高い人がここまで観たのなら、もしかして酔っ払ったはづき自身が犯人だったというオチは読めていたかも知れませんね。
 ちみもを猫と勘違いしているスナックのママというこのアニメらしい少々おかしい所も健在だったですね。
 地獄さんは温厚だけど怒ると結構怖いというのは意外に感じました。
──────
【04週目】
《前半》
 姉妹喧嘩が何故かちみもを巻き込んだポケモンバトル風になっていって、更に怪獣映画張りになるという展開に。
 でも、やはりこのアニメの魅力はバトルではないと思った所ですね。
 そして、お互い謝れば済むという話であるように、このアニメはとても倫理観を大切にしていると実感しますね。
------------
《後半》
 この美術の先生ひどいですね。20点とかいう赤点まっしぐらな点数ばかりつける人で。
 そして、学校の授業からオークションにまで出るというこのアニメらしいちょっと変な展開も健在で納得の感じ。
 お金よりも家族が大切という話は改めて大切に思えました。色々な作品に触れてそういう単純にはいかないという事を経験してはきましたが、この気持は再度目を向ける必要というものがありますね。
 地獄さん0点は、余りインパクトなかったですね。2点とかいう理不尽な点数を先に出していた位ですから。
──────
【05週目】
 前後編とも、地獄さんの誕生日計画の回だったという事ですね。
 デッドは何考えているか分からなくて普通に不気味だったりしましたね。そして、めいのゾンビのコスプレはやりすぎというのもこのアニメのちょっと変な所の一環という事でしょう。
 確か、これがリアルタイムで放送された時はハロウィーンでタイムリーだった筈ですね。録画で観るとこういうのを味わえなくてという事なので、便利ですけど難しい所ですね。
 誕生日サプライズのエピソードというのは懐かしい話なので新鮮に思いましたね。
──────
【06週目】
 前編はついてないのあるある、後編はちょっとした幸せのあるあるでの構成ですね。
 そして、オチはそもそもこれ何? な地獄マターでシュールにキメる、と。
(本当に何だろうねこれ?)
──────
【07週目】
《前半》
 めいがSNSに打ち込む話。こういう今どきの要素があるからこのちみもは新鮮な気持ちで観られる訳なのですよね。
 しかし、シブケンという折角の犬なのに珍妙すぎる造詣の生き物になってしまっていたのは微妙な気持ちになってしまいましたね。
 でも、話の纏り方はSNS同志のリアルでのやり取りというほのぼのした感じで良かったと思います。
------------
《後半》
 怒りは大切なものを守る為に必要という極めて重要なテーマを盛り込まれた回だった訳ですね。
 そのメッセージは17年程前にガン×ソードでウェンディに籠めたのが谷口悟朗監督なのですが。
 彼は自分のアニメを『あくまでエンターテイメント』という持論を持って作ったので、このウェンディに自分が思う所はあれどそれを視聴者に押し付けないというスタンスを取ってしまった為にこのテーマを主にサイコパスの人を中心に認識していないという事態になってしまった訳なのですよね。
 なので、このテーマは重要なので、『多少説教臭くなっても』明確にする必要があったと思うので、今回のちみもスタッフは英断だったと感じますね。
 はぐれちみもというどことなくメタルなイメージのちみもとか、タッカーンという謎の擬音は脳内にこびりついてしまいますね(笑)。
──────
【08週目】
《前半》
 ちみも達がカラスに襲われていた猫を助けてかくまう話。
 前回のシブケンなる犬とは違って今回は真っ当なデザインの猫で一安心ですね。
 そして、鬼神家は結構猫に対して好意的であったのが救われますね。
 加えて最後はスナック天国のママに拾われて安心のラストで良かったです。
------------
《後半》
 ちみもがマッサージにうってつけだという事をはづきが発見してお金儲けしていく回。
 この話は私は余り好きではありませんね。
 こういう展開は最後は失敗するというオチが付き物ですが、その原因がデッドが監視役に現れて地獄さんが誤魔化す為にいらない事を強いられて美術の先生から0点をもらう羽目になるという。
 次回にその原因となった地獄先輩が出るのですが、どうなる事やらですね。
──────
【09週目】
《前半》
 10万円が当たって、誰の手に行くかの話。
 確かにお金で喧嘩というのは良くないけど、ちみも達がそれを解決する為に自分達でサプレに使ってしまうというのは、教訓になっているけど世知辛いものを感じる次第ですね。
 やはり、こういう時は山分けというのがいいだろうって事になりますね。
 後、これも重要なのではと思いますね。
 はづきはちみもを無欲と称して立会人にした。
 その結果がこれだったので。
『無欲が最善とは限らない』これがスタッフが言いたいメッセージの一つという事でしょう。
------------
《後半》
 地獄先輩が美少女だってのは可能性として考えていましたが、ギャルでスマホ持ちという今どきだというのには意表を突かれましたね。このアニメらしいサプライズです。
 まだ、性格が掴みどころないですね。再登場の時にどうなるかという事ですね。
──────
【10週目】
《前半》
 太りやすい体質のはづきが太らないようにしてもらったのが、食べたものがどこかに行く餓鬼道地獄。
 楽して物事を成そうとするといけないという教訓ですが、凄まじく痩せていくはづきとか、元に戻って肥満になる様がエグかったです。
 私のベランダで歯磨きによる腹式呼吸とかウォーキングとかによる着痩せ解消はクリアな思考になるのには二年程掛かりましたからね。キツイ教訓ですけど、すぐに成果だそうとズルをして出来ると考えるのは良くないという事でしょう。人間そんな急に変われるものではないですしね。
------------
《後半》
 はじめてのおつかい、ちみもver.
 他局ですけど問題はないでしょう。最近世間で他局ネタ増えていますね(笑)。
 ちみも達は上手くやっていてオチが無い為に地獄さんに試練を与えたという事でしょう。不憫ですね(笑)。
------------
《おまけ》
 ちみもを美少年擬人化するという『腐った人』のような事をやってみたという訳ですね。
 でも、絵柄のお陰で男性でも可愛いと思える感じに仕上がっていますので男性でも安心して観られるでしょう。
──────
【11週目】
《前半》
 ふみおのとにかくポジティブな思考は色々な意味で素晴らしいと思いました。本当の意味では見習いたいですね。
 でも、結局最後までめいはむつみにインスタやっている事隠してしまって終わった訳ですね。
------------
《後半》
 鬼神家の日曜にちみもかくれんぼ略してちみれんぼをしながらこの家族の背景とかに触れる話ですね。
 三姉妹だったんですね、この三人。むつみが会社に通っているから母なのかどうかと思っていたけどこれですっきりしました。
 地獄さんとちみもは家族認定。こういうのってドラえもんとかケロロ軍曹とかを思い出してほのぼのするいい感じの描写だと思いましたね。
──────
【13週目】
《前半》
 ほのぼのアニメにしては結構なシリアスっぷり。地獄先輩は割と悪役だったし、地獄創造の力はガチでヤバかったレベルでした。
 でも、やはり優しいアニメなので地獄先輩は『人間はそれぞれが地獄を抱えている』という見方に納得してくれて世界も無事という安心の締めくくりでした。
------------
《後半》
 最後の話。こういう時には本当の別れになるか、何か理由があってその別れが無くなるという展開のどちらかですが、どうやらこのアニメは後者だったようですね。
 人間界支部長というのはうまい展開だと思います。これでご都合主義でも無く、かつお別れも無しという均衡の取れた最後の締め括りとなった訳ですね。
──────
【番外編:12週目】
 八話を流しながらの諏訪部順一氏と加隈亜衣氏のトークという特殊な回ですね。
 その特殊な回を最後ではなくその手前にしたのは京騒戯画を参考にちょっとした反省点から来るものでしょう。
 そのアニメでは最終話が折角のOP無しの特別使用で印象深い構図だったのに、最後の放送が正にこういう声優さんのトークで構成されていた為にOPが設けられて少々興が醒める事となってしまっていたからでしょう。
 ちみもでもOP無しではなかったけれども特殊EDになっていましたからね。
 このコーナーで重要な事だったのは他でもない、ちみもが(単体で喋る時は)諏訪部氏の兼役だったという事ですね。
 うえだゆうじ氏のソーナンスの裏声の凄さをこれは越えている感じですね。こういう声を諏訪部氏が出せていたというのがかなり驚きです。
 お二方が望んでいる続編はどうなるでしょうかね。この記事が少しでもそれの実現の一助となってくれる事を期待して書いている訳ですね。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
《心構必要度》
★★☆☆☆☆☆☆☆☆】2
 絵柄の通りほのぼのとした作品なので、概ね安心して観られるでしょう。
 しかし、最初に酔っ払ったはづきが地獄さんにキラキラしていて幻想的に仕上がっていたもののゲ○を吐きかけたり、はづきが地獄さんが割ったちみものオブジェの破片を踏んで血が出ておらず切ってはいないでしょうけど痛がったり、ちみものマッサージ回の時のオチは少々腑に落ちないものがあるとか、餓鬼道地獄の時のはづきの痩せっぷり等、割と刺激の強い描写もある事にはありましたので度数が2になった訳ですね。
 しかし、全年齢に観せて良い程のものなので、これらの事にある程度心の準備をしておけば問題はないでしょう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
《総評》
 昭和の香りがすると見せかけてSNSとかスマホとかタブレットといった今流行りのものも取り入れられている意欲作でした。
 そして、倫理観が他よりも人一倍大切にされているからとても信頼出来るアニメに仕上がっていましたね。
 しかし、独特の絵柄なので所謂オタク向け萌えからは掛け離れているので好みは分かれる所だと思います。
 それを差し引いてもちみもの思い切ったコンセプトのもっちりとした可愛らしさは秀逸ですね。このもっちり感は小説や漫画では出し切る事が難しく、アニメだからこそ出来てアニメである意味が非常に強い作品に仕上がっています。
 現代でメインで売れているアニメとは少し違う味のアニメを味わって刺激を得たい人にオススメですね。
──────