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今回はこの、思う所もある人が多い作品になりますね。
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[遊戯王ゼアル]
概要は、チャレンジ精神の高い主人公、九十九遊馬君が異世界のデュエリスト・アルトラルさんと出会ってそこからナンバーズと呼ばれるカード群を集めて世界を救う数奇な運命に立ち向かっていくという内容になっていますが。
注意点から先に言っておくと、この作品の監督は前作一の常軌を逸した悪役であったディヴァインに心腹しながら作っただろうという事ですね。
なので、彼を許す心をユーザーに育ませようとIVという自分で別の美形悪役を作ってのさばらさせるという暴挙に陥ったので、そこが作品の一番の問題点という事でしょう。
しかし、監督はディヴァインを信じないと心が保てなかっただろうという擁護は必要でしょう。一応、本来好きだった龍亞君のオマージュとして九十九遊馬君を作っただろう経緯がありますからね。龍亞君はディヴァインにサイコデュエルでいたぶられながら負けた挙句にカス呼ばわりされていますから……監督は龍亞君を信じるよりもディヴァインに入れ込んだ方が楽だとそういう道に入ったのでしょう。
ですが、そういう事を抜きにすればアニメ監督を3年間通しただけあって違和感のある所は多いけれども、見どころも多かったという点は忘れてはならないでしょう。
特に、IVを出す3クール目までの展開は前作から一新された斬新な世界観もあってワクワクする所が多かったですからね。
なので、ディヴァインの事を抜けば決して駄作では無かったという点は言っておく必要がありますね。
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[心構必要度]
【★★★★★★★★☆☆】
8
前述の通りですので、事前の心の準備は必要でしょう。特にIVによって幸せを壊されたシャークさんの処遇は捨ておく事が出来ませんね。
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[画像キャプチャー咲]
しかし、絵に関してはこのようにコミカルでとっつきやすくなっているという点が大きいですね。
戦闘描写の方も少々CGを多様するものの今日のアニメとして水準は高いでしょう。
監督も言うように、女の子が可愛いのもポイントですね。特にヒロインの小鳥ちゃんは色々言われますが、カードゲームの件がなければ安定した子になっていましたしね。