
ようこそ、【月水金符「ヴワル図書館」】のコーナーへ。
今回紹介するのは夏目漱石の作品ね。
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[門]
『三四郎』『それから』と並ぶ夏目漱石の三大文学作品となっているわね。
構造は彼……もとい文学作品そのものから見ても貴重な三人称描写となっているから読みやすい所ね。
内容は、野中宗介とその妻の御米を中心に描かれるものとなっているわね。
これを用いて夏目漱石は何を伝えたかったのか受け取るのは読者次第となっている所だけど、一つの目安として『程良く堕ちた人生を見るのを堪能する』という所にあるのではと思うわね。
こういう生き方を良いとは言っていないけれども、それでいてこうならないように生きないといけないとも言っておらず、実に夏目漱石らしい表現の仕方になっているわね。
そういう事で明るい作品ではないけれども、暗い作品にもなっておらず心構必要度で挙げる注意点を除けばドライに仕上がっている点からも読みやすい作品だと思う所よ。
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[心構必要度]
【★★★★☆☆☆☆☆☆】
4
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前述の通り例外的に御米が医者沙汰になるような病気を発症する描写と三回流産して子供がいないという話が結構ハードな内容になっている所だけれども、それ以外は安心して読める所ね。
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[小悪魔に捧げる三コマ]
時折作品内で使われる表現であり、タイトルでもある『門』ね。
これが何を籠めたのかと考察するのが学校の授業なんかだと愛用される話題に思えるわね。

今度は不幸という記述まで出た次第ね。
こうなると一つに、『堕ちていく入り口』のように感じられる所ね。

旧友が自分が関わったせいで上手い人生を歩めなかったと思っている宗介が回避の為に寺籠もりした際の描写ね。
こういう感じで程良く堕ちている彼の描写が散見される形になっているわね。