雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【月水金符「ヴワル図書館」】彼岸過迄

ようこそ、【月水金符「ヴワル図書館」】のコーナーに。
今回も夏目漱石からになるわね。
─────────────────────

彼岸過迄
(ひがんそれまで)

 ちょっと異質な作品になっているわね。本編は三人称であるけれども、途中に二人の人物の独白の一人称が存在しているという事で。
 どうにも、夏目漱石はこれら三つを別のものとして書いた経緯があり、それらを掛け合わせて一つの作品にさせたという事のようで、その注意書きが前書きになされているという事ね。
 その構造はドラゴンボールに例えると『本編』『ブロリーの独白』『パラガスの独白』という感じになり、本編にヴィランの視点と、その人格形成をしてしまった者の視点という事になっているわね。
 こういう構図にしたのは、夏目漱石が現実で今で言うRPGのようなゲーム感覚で冒険と感動を得るというのには無理があり、ボスキャラになって物語を盛り上げない程度の憎まれ役にも事情があったりするからその題材にはならないという意味を籠めたように思えるわね。
 それと同時に、彼は大真面目な人だったから自分はファンタジーやメルヘンのような事はせず、それは他の人に当たりなさいという意味合いも乗せた事に思えるわね。
 こういう経緯なので、本来吾峠呼世晴先生が好きな夏目漱石作品であるから無惨を引き合いに出したかったけどそれが適切で無かったのが、彼の人格形成が教育によるものではなかったからという事になるわね。
 少し話が脱線するけど、彼が悪に堕ちた原因が人にあると、元凶だと槍玉に挙がってしまうからすっきりしなくなるからという吾峠呼世晴先生の配慮だったという事に思えるわね。

┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯
[心構必要度]
★★★★☆☆☆☆☆☆】
4
┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷

 ブロリーとパラガス的存在の親族の幼女である宵子が唐突に亡くなり、かつストーリー的にも『物語的に絵にならないというメッセージ』以外に無意味な死となっているから、そこに注意しておく必要があるわね。

─────────────────────
[小悪魔に捧げる三枚]

前述のように、このように注意書きから始まる異例の事態になっている訳ね。

主人公はこの名前で、鬼滅の刃では妓夫太郎の由来になっているだろう事ね。
他の作品からは人間の名前にしか流用していないけれどもこの場合は鬼に使われているので、吾峠呼世晴先生はこの作品が余り好きではない縮図かも知れないわね。

憎まれ役にして、真の主人公的存在の須永になるわね。メインは彼の独白となるから、鬱作品ではないけれども人を選ぶ仕上がりになっているわ。