力が欲しい

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【雑記】異伝編 一段落

『どうしてこうなった? 異伝編』BLEACH編、満を持して完結したようです。
 私は25話まで読んでいて、このシナリオが完結したら一気に読もうと待っていたのですが、その時がいよいよ来たという訳ですね。

 このシナリオでも、原作で死んだり不幸な目に遭う人物が救済されているのが良かったですね。山本&雀部やバズビー&バンビーズ全員生存とか、狛村の四足歩行化回避とか。
 それに加えて、私が注目したのはまず次の三つですね。
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1:クアルソのリジェのハイリッヒ・ブファイルが鍛えられている事の評価
2:ヤミーが割と愛着のある人物化
3:リルトットのクレバー化
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1:は異伝編の主人公が、綿月依姫をリスペクトされている他に、茨華仙が反面教師にされている事も存分に活かされている現れでしょうか。
 華仙の場合は努力しようがしまいが、自分の満足に値しなければバッサリ切り捨てる非情な性格なのですが(これでサイコっぷり全開の人格破綻者などではなく、主人公かつ人徳者のように描かれているのですから堪ったものではありません)、クアルソの場合は誰かから与えられた力よりも努力して身につけた自身の力をちゃんと評価するというものでした。
2:は、ヤミーは好きでない人が多く、『好きな奴いるのか?』と言われた程の人物がまさかの大出世でしょう。
 そうなったのは、原作のヤミーが性格が悪くて仲間の事を平気で馬鹿にしたりする人物であったけど、それ以上の事はせずに別に仲間を裏切ったりはしなかった事が起因しているでしょう。
『死ねよカス』等と発言していた辺り、久保帯人先生が嫌う人種がモデルになっている事が窺えますが、故に思い入れがなくて描写が適当になった事により寧ろ悪性が少なくなったと考えらます。
 そう言った点や、異伝編が絵のない小説媒体である事を利用してヤミーを昇華させたのでしょう。色々な点でとんぱ氏の着眼点の鋭さが垣間見えますね。
3:は、リルトットがバンビーズで一番の良識派だったからに起因しているのでしょう。
 それに加えて、彼女がアイスを食べているシーンが印象的な事から察するに、例の『アイスソードを持つ男』の『公式設定』をサルベージしたと考えられます。
 ガラハドは公式設定が活かされなかった事や『な なにをする きさまらー!』がかえって人気を得るに至った訳ですが、その活かされなかった公式設定がこのような形で活かされるのも、私として嬉しいですね。個人的にガラハドの公式設定を活用した人物としてはガラハゲ(リメイク版ガラハド)よりも、『異伝編リルトット』の方がありがたいです。

 と、このように個人的にポイントな部分を挙げてきましたが、一番はやはり血戦編にアランカル軍団が介入するという混戦描写ですね。
 このように過去のシリーズの勢力を現在の勢力に介入させるのはゴタゴタした描写になり、極力避けるべきであり、例えば遊戯王5D'sではイリアステルや未来組との戦いにダークシグナーを全く介入させなかった事が完成度を上げています。
 そうなる筈の過去勢力の介入でありながらテンポの良い展開を生み出せているのは……主人公がアランカルである事に他ならないでしょう。
 その為のアランカル主人公だったと考えて差し支えないでしょう。人間や死神でないが故に彼等と過ごす描写がしにくくなり扱い辛くなっても、アランカル参戦の為の基盤だったという事でしょう。この辺りもとんぱ氏のセンスが光っていますね。

 これにて、とんぱ氏は異伝編を一区切りして暫く投稿はしないようです。まだまだ構想はあるようですが、何か投入できるネタがなければ取りかからないとの事。
 一先ず、お疲れ様でした。今後の作品にも期待はしていますが、取り敢えず無理はなさらないでいただきたいですね。

 この『どうしてこうなった? 異伝編』は、依姫の(ZUN氏が意図的に構築したと考えられる)現実での不人気が執筆開始の動機の一つになっていると思われますが、この作品だけでもその人工的に作り上げた犠牲が意味があったと言い切っていいと思われますね。
 そう言った作品で最も有名なのは『ワンパンマン』ですが、小説好きな嗜好とネット小説を快適に読める環境があるならこの作品もオススメしておきます。
 この作品の構造も原作作品を使ったワンパンマンといった仕様ですからね。原作キャラが普通に戦う中で、チート主人公が圧倒的な戦いを見せるという展開が似ています。なのでワンパンマンが好きな人にもオススメです。