力が欲しい

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【良心図鑑】綿月依姫

[登場作品]
東方儚月抄

f:id:deusxmachina:20190422141325j:plain

 月の守護者にしてリーダーで、綿月豊姫の妹ですね。双子という見解もあるようですが、恐らく依神女苑、紫苑姉妹とは違って公式ではないでしょう(私の小説では双子説を取り入れていますが)。

 彼女が良心たる所以は数多くありますね。

 まず、レイセンを先代(その時点で鈴仙と名乗っている)よりも能力面で劣ると感じつつも、決して拒絶もせずに嫌がらせもせずに丁寧に自分の所へ迎え入れています。
 そして、戦いが始まる前に逃げてしまった、優秀な実力の鈴仙を時効と称して無理に連れ戻す姿勢は見せていません。
 つまり、一度に彼女はレイセン鈴仙の二羽(玉兎なのでこういう数え方になるでしょう)を同時にかばったという、特定の者にひいきせずに皆を大切にするという所を見せた訳です。

 更には、レイセンの加入で戸惑っている他の玉兎の元で彼女達を説得して、レイセンがいじめられないように配慮した律儀で丁寧な面も見られました。

 極め付きは、後に現れた霊夢達に対して、魔理沙から提案された『スペルカード戦』を引き受けた事でしょう。彼女は実力で霊夢達に勝てる訳でしたから、任務をこなすだけならこの申し出を引き受ける義理はなかったのですから。

 その後のスペルカード戦でも、自分よりも遙かに格上の存在である依姫との戦いで『勝てる気がしない』と本調子に慣れない魔理沙に対して、さりげなく彼女に喝を入れて戦いに後残りさせないように仕向けたり、レミリアとは彼女の全ての弾幕を攻略してから倒すという勝負を楽しむ姿勢も見せるという、物事への入れ込む精神の深さを垣間見る事が出来ます。

 このように、人格的に模範の塊と言える彼女をZUN氏は『冷遇』する事で生み出されるものを見たかったのでしょうね。
 ええ、冷遇です。霊夢達に無双する形になってこれでもかって位優遇されているように見えますが。
 実際は彼女を中心に全巻を見るととても物足りない作りになっている事、また『普通の見方』をする現実の人達からは非難轟々にされるという環境、更には同じ書籍出身キャラである茨木華扇には圧倒的に人気で差を付けられるという(しかも依姫とは逆に人格に問題がある人物)環境を作るという徹底っぷりで、龍亞とはまた違った形の冷遇をされるに至った訳です。

 この徹底っぷりにより生み出されたのが、例を挙げると以上になりますね。まだ、依姫の冷遇により火が付いて生み出された作品はまだあると思われますが。
┯┯┯┯┯┯┯┯┯
ワンパンマン
・賢者の弟子を名乗る賢者
・宍戸丈の奇天烈遊戯王ハーメルン作品)
・どうしてこうなった? 異伝編(ハーメルン作品)
┷┷┷┷┷┷┷┷┷
 いずれも、依姫のようなチートが主人公として活躍し、後継者を育てるという描写も結構多かったりします。