雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【官能小説 日本のあけぼの】一話

f:id:deusxmachina:20180703121953j:plain

 この小説は『日本の歴史』一巻の二次創作の官能小説となっています。
 歴史学習漫画を題材とした官能小説という背徳的な試みのため、そういったのを受け付けない人や18歳未満の方はご覧にならないようにして下さい。出版社等から差し止めの指示があればそれに従います。
 また、タグはノベライズ小説にしてありますが、原作を元に作った独自の展開なので厳密にはノベライズではありません。

 以上の事に承諾された方のみ先にお進み下さい。

 【木の実の採取と原始の誘惑】
 縄文時代。それは太古の昔の日本が築いた時代である。
 その時代には牧畜や栽培といった食料の生産が行われてはいなかった。
 故に、食料を得る為に人々は集落の外へ赴いていたのだ。男性は野生動物を借りに行き、女性は森林の中で木の実の採取を行うといった具合に。
 そして、ここにもそうして食料を集めている少女がいた。
 髪はボサボサだがショートヘアにしていて、可愛らしさとワイルドさが複合されていて不思議な魅力を醸し出している。
 その髪に彩られている顔立ちは可憐な造りであり、現代のアイドルと比べてもひけをとらない程の逸材であった。
 だが現代人が真っ先に目が行くのは、その出で立ちだろうか。
 彼女の服装はワンショルダーの黄土色の毛皮のワンピース状の物一つなのである。更にはスカート状の丈は現代のアニメの美少女のそれと同じ位短く、更には裸足なので極めて無防備な格好なのであった。
 故に、この少女は本人が女性として上質な所に、衣服により更に魅惑的に引き立てられているという訳だ。
 そうは言っても、これが縄文時代の女性のスタンダードな衣服なのである。なので、この少女はこんな姿でも至って平常通りに木の実を採取していたのであった。
 名前はミトといった。その素朴でいながら愛らしい響きの名前も、彼女の魅力を引き立てる要素となり得るであろう。年齢は恐らく15歳位か。
「冬に備えて木の実を集めておかないとね」
 そう独りごちながら木の実を拾う、それだけでも彼女の可憐さが際立つというものである。
 ちなみに、木の実という地面に落ちた物を集めるという性質上、どうしても屈んで行う必要があった。つまりは短い毛皮の服の中から生えた生足を折り曲げているという事である。
 だが、幸いその中身が外に披露される事はなく、無防備な筈の毛皮のワンピースは鉄壁の守りを誇っていたのだった。
 これはその時代の女性が木の実を集める上で、自然に体が覚えていった事である。つまり、ミトも少女ながら女性としての義務を果たしていたという事だ。
 自分の事は自分でこなせるという訳である。だからミトは滞りなく自らの仕事をこなしていったのだ。
 だが、いくら自分に堅実な人でも、外部の要因に抗うのは難しい事は多いのだ。どんな不慮の事態にも対処出来るようには人間便利には出来てはいないのである。
 その災難がミトにも振り掛かろうとしていた。そうとは知らずに彼女は普段の無防備な姿で採取を続けていた。
「うん、順調に集まっているね♪」
 そう言って彼女は笑みを見せていた。その様は世の少年の多くが虜になるだろう程の魅力である。
 そんな『少女』という芸術作品として極められた彼女の前を猛スピードで駆け抜ける存在があったのだ。
「きゃあっ……!」
 それを受けた芸術作品はあられもない叫び声をあげて飛びのいてしまった。
 どうやら、それは大きな鹿だったようだ。何かから逃げていたみたいだ。
 正体が分かってミトはほっと一息……をつけるような状況ではない大惨事となってしまっていた。
 ──毛皮のワンピース。それは動物の毛皮を切り取って繋ぎ合わせただけの代物である。故に現代の丁寧に縫合されたそれと比べて、まともに『衣服』と呼べる代物ではないのだ。
 故に全てさらけ出されてしまっていたのだ。上半身は肉の膨らみである乳房が、下半身は肉の割れ目である陰部が。
 当然この時代に下着などない為に完全に披露されてしまっていたのだ。そう、正に毛皮のワンピース『だけ』を身に付けているという表現は文字通りの意味だった訳だ。
 そして、漸くミトは自分が今置かれている状況を的確に認識していった。
「あ……あっ……あっ……」
 彼女はショックの余り口がガクガクと動き、言葉にならない声を出していた。
 無理もないだろう。彼女は無防備な服しか作れない時代の生まれでも、15歳という年頃の少女なのだ。女性として隠しておきたい箇所が露出させられてしまっては、精神的ダメージは計り知れないというものだ。
 そして、その精神の苦痛に肉体が耐える事が出来なかったようである。
 チョロチョロチョロ。辺りに突如として、小川のせせらぎのような音が聞こえてきた。だが、それには心地よい響きはなく、寧ろ加虐的な意志が宿っているかのようだ。
 それは包み隠さず言えばミトの放尿音であった。彼女は『上』も『下』もさらけ出してしまった屈辱とショックに精神が保てずに自失して失禁してしまったのだった。
「いやはあ~……おしっこでてりゅ~……」
 ミトのほつれた精神ではしっかりと呂律が回らずに、舌っ足らずな口調となってしまう。
 チョロロロ……。そんな精神的に満身創痍な彼女にも容赦なく、肉の蛇口は盛大に水音を奏でながら黄金の湧き水が生み出され彼女の耳をいたぶっていったのだ。
 この仕打ちに壊れそうになるミト。だが、物事には必ず終わりというものがあり、今のこの状況も例外ではないのだった。
 そう、アルカリ成分の放出は終わりを告げたのだった。ピチョンピチョンと残りの雫は滴っているものの、それも収まっていった。

◇ ◇ ◇

「……」
 それと同時にミトの心に付きかけた傷も修繕され始めていったのだ。これしきの事でトラウマになったらこの縄文時代は生き抜けないだろう。
「さてと、木の実集めを再開しないとね」
 努めて明るく言いながら、ミトは乱れた衣服を直して仕事の続きをしようとするが、ここで自分の身に起こった異変に気付いたのだった。
「あっ……何だか体が火照ってる……」
 その原因は何だろうかと頭によぎる。それはミトが送った視線の先にあった。
 それは桜色の胸の先の突起──乳首である。そして答えは一目瞭然であり、ミトはそれを言葉にする。
「あ、乳首がぴょっこりおっ立ってるぅ~♪」
 どうやら事故の露出行為と失禁行為によってミトの体は性的興奮をしてしまったようだ。その正直なボディーランゲージを示す自分の乳首に、ミトは満面の笑みで喜ぶのだった。
 ミトには真っ当な羞恥心がありながらも、それ以上に性に対する欲望が備わっていたのである。それは下着に包まれずに毛皮一枚の服装により極限まで強かった。最もその欲望はミト以外の者にも強く根付いているのだが。
 ミトが今抱いている喜びは、体の『悦び』へと受け継いでいかなくてはいけない。そう思い立った彼女は、服装を正すのはお預けだという結論に導かれていた。
『折角さらけ出された肉体』なのだ。故にちゃんと楽しまなければ、この素晴らしい体の持ち主である自分に失礼というものだ。
 そうと決まれば、する事は決まっている。ミトは迷わずにそのそそり立った乳首を両手の指で摘まみ始めた。
「んっ……」
 それにより乳首から混じりっ気のなく、切ない甘美な快楽の信号がミトの脳に送り込まれる。その体が求める快感を、当然彼女は欲しくなる訳である。
 そう思った彼女の手数はどんどん増えていったのだ。乳首を潰すかのように強く摘まんだり、乳首の周りの胸肉を揉みしだいたりと。
 ──気持ちいい。素直にミトはそう思った。だが、それと同時に彼女は物足りなさを感じる。
 幾ら彼女が一人エッチを覚えたと言っても、まだ15歳という未熟な年齢なのだ。故に自分を慰めるその技術も未熟だった。
 しかし、彼女はここで思った。──何も自分だけの力でやり遂げる必要はないのだと。
 まだ下着もない時代だが、人間がここまで他の生物から一線を超えた発展を遂げた理由。それは『道具』を使うのを覚えた事であった。
 そして、この自慰少女ミトも今正にその人間の英知を利用しようとしていたのだった。
 彼女は集めていた木の実をおもむろに二個掴むと、それを乳首にぎゅぅっと押し付ける。
「あひゃあああ~っ♪」
 自分の敏感な箇所を固い異物が押す感触。その自分の指では到底行き着かない刺激的な快楽に、ミトは頭を鈍器で殴られるような衝撃を受けたのだった。そして一旦木の実を乳首から離す。
「はあ……はあ……あはっ♪」
 たった一度の木の実の押し付けにより、ここまで悦楽の波動を送り込まれた事に感動すら覚えるミト。
 だが彼女はここで悟っていた。──これ以上は越えてはいけない一線だと。
 ここで衣服を正して、再び木の実採取に戻るべきだろう。だが、この時代の条件が悪すぎたのである。
 毛皮一枚のみの衣服。それにより裸足、ノーブラ、ノーパン。余りにも開放的過ぎたのだ。その誘惑に打ち勝つのは15歳の少女には些か酷だったようである。
「うん、もう一回やっちゃおう♪」
 言うとミトは再び木の実を両乳首に押し込んだのだった。しかもこれで『事』が納まるだろうと先程よりも強く。
 ゴリュッ。こうして森の恵み二つは今のミトにも恩恵をもたらしたのだった。決定打の快楽の伝導という恩恵を。
 つまり、それは。
「い、イッくう~~~っ!!」
 そう叫びながらミトはビクビクとその半裸の体を痙攣させたのだった。即ちそれは絶頂、アクメというものだ。
 この瞬間、ミトは見事に女性としての務めを果たしたという事である。

◇ ◇ ◇

「はあ……はあ……」
 ミトは悦びの仕事の余韻と体力の回復の為に息を荒げていた。容姿が少女として洗練されている彼女のそれは、男性ならいつまでも見ていたい愛おしいものだろう。
 だが、そこはさすが原始の世に生きる存在である。彼女は荒い呼吸を五回程しただけで体力を回復してしまったのだった。
「うん、イッたし体力も回復したし、再開しないとね」
 そう言って彼女は毛皮の片方だけの肩部を引っ張り上げて再び肩に掛けた。これで彼女の乳房は隠れ、上半身部は再び衣服の役割を再開したのだ。
 次は下半身である。これも簡単な事だ。何せスカート部分で膣が隠れるように引き寄せればいいだけの事であるのだから。
 だが、世の中そう順風にはいかないもののようだ。彼女が毛皮のスカート部を引き寄せようとした時に違和感を覚える。
「あん……」
 思わず艶っぽい声を出してしまうミト。感じてしまったのだ。今正に隠そうとしている箇所からの信号を。
 確かに先程は乳首への木の実の接触によりミトは高みへと登り詰めた。
 だが、アクメを直接行う器官は他でもなく膣なのである。乳首は快楽の感覚が連動しているに過ぎないのだ。
 故に、その一番仕事をした膣が無事である筈がなかったのだった。そこは内側から弾けるかのような体感をもたらしていた。
 もしかしたら、それだけならミトの理性が打ち勝って快楽の泥沼から這い上がれたかも知れない。だが、そうは上手くいかなかったのだ。
「んっ……」
 ミトが一悶えすると、彼女が今隠そうとしている膣から、鹿に驚き時に漏らした尿とは違う粘性の液体が滴り落ちたのだ。
 ──それは膣内分泌液、通称『愛液』である。
 それが出たという事。ミトが性的に興奮しきっている事実の証明に他ならなかったのである。
 当然だろう。何せ彼女は先程絶頂を極めたばかりなのだから。それで体が興奮しない訳がないのだ。
 この液体が滲み出る理由。それは男性をその身に受け入れる準備の為である。
 だが、生憎この場にはそのような物は存在しないのだ。だから、彼女は代わりの物を差し向かわせるのだった。
(このままで終わらせるの……無理そう……)
 ミトはそう思わざるを得なかったのだ。肉体の疼きだけなら縄文時代を生き抜く上で流す心得は身につけていたが、さすがに物理的に外部に見えるサインまでを見せられては忍耐の糸はほつれてしまったのである。
(……仕方ない、か)
 そうミトは諦めという名の達観の域に達していた。ここは妥協しなければ、先には進めそうになかったのだ。
 話が決まれば行動を起こすまでである。ミトは男性の象徴の代わりに自分の指をその肉の泉へと向かわせたのだ。
 ちゅぷっ……。とうとうミトの指は粘性の湧き水を掻き分けていた。絵に描いたように卑猥な水音が奏でられる。
(あ、いい音……)
 自分が打ち出したその卑しい音にミトは酔いしれるのだった。清純な彼女とて縄文時代に生きる身、その解放的な世界で育まれた性欲は人並みなのである。
 彼女が続けてやる事は決まっていた。その愛の泉を、外の肉の器ごとこねくり回すだけであった。
 くちゅっ、ぬちゅっ、ぷちゅっ。肉の泉は液体ごと粘土のように練り上げられていった。それによりもたらされるのは淫音だけではない。
「あっ、あんっ、はあん」
 ミトは艶っぽい声色で悶えていた。そう、陰部への念入りな接触が果たす一番の仕事、『その所有者への快楽の提供』を余す事なくもたらされている証拠であった。
 その後も一頻り肉の洞窟の発掘作業を続けるミト。だが、彼女はその過程で物足りなさを感じ始めた。
 ……無理もないだろう。膣部が一番悦ぶのは男性のそれを受け入れている時である。対して指、しかも少女のそれでは余りにも力不足というものだ。
 ましてや自分で自分の物をいじる訳である。故にどうしても自分で自分を守ろうとするが為の自制心が働いてしまう訳だった。
 さて、どうしたものか。だがミトは15歳の少女である。年齢故の悪戯心というものは人並みに持ち合わせているのだ。
「あはっ、イケナイ事思いついちゃった♪」
 そうのたまう彼女の表情は、普段の清純さからかけ離れた小悪魔的な魅力を持っていた。
 そして彼女はおもむろに、再び手持の木の実を取り出したのだった。
 それをまた乳首に押し付けるのだろうか? そう思われたがどうやら答えは違ったようだ。
 だが、事態は更におかしな方向へ向かっていたのであるが。ミトに導かれて木の実が行った先、それは今し方彼女が指で慰めていた陰部に他ならなかったのだった。
 そうなれば次の展開が読めてくるというものである。彼女の行動は予想を裏切らなかった。
 とうとう彼女は運んでいったのだった。勿論『木の実』を『膣』の中へ。
 彼女の指には肉棒のような太さは存在しない。しかし、木の実の頑丈な作りならばその条件をクリア出来るだろう。
 その事にミトは胸を弾ませながら、なけなしの勇気を振り絞って一投をしたのだった。
 ちゅぷっ……。肉の口はその餌付けを快く受け止める。それにより粘りけのある卑猥な音が漏れ出たのだ。
「ひゃうん……」
 肉の口の持ち主たるミトはと言うと、当然ながら快楽のシグナルに敏感に反応して声を漏らしてしまうのだった。
 固くて存在感のある異物を肉襞がきゅうきゅうと締め付ける。その度にミトの股間から全身に甘い疼きが走るのだった。
 そう、それはまるで……。
「肉のお口が木の実を美味しい美味しいって食べてる~♪」
 その言葉通り、肉の塊の別の生き物が食事をしているかのようだったのだ。しかも、それが自分自身の肉体の一部である事にミトは焼けただれるかのような高揚感を味わっていた。
 しかし、ここで彼女は違和感に気付く。
「うん、何だか物足りない……」
 自分の肉の分身が植物の恵みの産物に犯されるという背徳的な状況になっても、彼女はそこに不足の念を覚えていた。
 その原因をミトは甘湯に浸されたような状態となっている脳味噌で探り始めたのだ。そして、そんな状態でも、いや、だからこそか答えはすぐに出てきた。
「一つじゃ食べ足りないのよね、私の食いしん坊なオマンコさん♪」
 その答えを弾むかのような口調で言いながら、ミトは二つ目の木の実を貪欲な肉の獣に受け渡す。
 じゅぷっ。二つ目の餌を受け取った膣肉は、実に美味しそうにそれを飲み込んでいったのだった。
「あひゃん♪」
 それによりミトは感じてしまった。木の実と木の実がゴリゴリと肉のトンネル内で蠢き接触する感覚を。
 それにより膣内はグチュグチュと念入りに撹拌され、その度に持ち主であるミトに快感の波動を送り込んでいったのである。
「うふん、あはん♪」
 その悦楽の特上料理を存分に味わうべく、気付けばミトは再び両の手で乳首をこねくり回していた。そう、折角直された毛皮の服の上半身は、持ち主の手によりまたはだけさせられていたのだった。
 膣内で木の実が二つ暴れ回る状況に加えて乳首の刺激が加わった。この少女への苛烈な攻めは本人をぐんぐんと高みへと運んでいく。
 そして、その少女は防波堤を越えるのだった。
「またイクぅ~~っ!!」
 ミトはその毛皮のみを纏った肉の芸術品を痙攣させながら、本日二度目の達成をこなしたのだった。

◇ ◇ ◇

「はあ……はあ……」
 ミトは息を荒げながら呼吸を整える。その今の瞬間は先程の絶頂の時よりも充実した体感となっていた。
「何か、清々しい……」
 ミトはこの得も言われぬ達成感を噛み締めるのだった。また一歩大人の階段を進んだ、そのような喜びが毛皮からはだけさせられた胸の内で涌き出て彼女の心を満たすかのようである。
 だが、その余韻に浸るのは集落に戻ってからにした方がいいだろう。大自然の中で陰部に木の実を二個もくわえ込んで悶えているのは余りにも無防備というものだ。
 そのためにミトは今も尚異物を包み込んでいる肉の入り口へと指を進めたのだった。
 この中から目的の物を取り出せば再び普段の生活に戻れる。ミトはそう想いを馳せながら指を肉襞の中へと差し込んだ。
「この辺りかな~?」
 ミトは独りごちながら膣内を指で探り始めた。それにより木の実を見つけて取り出す、ただそれだけの事であった。
 だが、それが難行というものであった。まず複雑に絡み合った肉の密林が指の行く手を阻むのである。
 それだけなら念入りに探れば問題なく木の実は見つかるというもの。だが、徹底的な他の問題がそこには存在したのだった。
 それはシンプルな問題であった。今ミトの指が探りを入れている膣部は、紛れもなく快楽を享受する為の器官であるという事だ。
「あはん、うん、どうしよう……気持ちいい……」
 ミトのこの言葉が全てを物語っていた。詰まる所は『指で木の実を見つけるべく膣内を掘り進めていたら快感を覚えてしまった』という事である。
「あふっ、あっ。これ以上無理……」
 ミトは困惑していた。快楽から抜け出る為に木の実を取り出し指を入れた為に、更なる望まぬ快楽が提供されてしまった事に。
 行き詰まったこの状況に追い込まれては、ミトの理性の働きはみるみるうちに鈍っていったのだった。それにより後に残るのは本能的衝動だけというものだ。
 そしてミトは木の実探りとは別の行動を開始する。彼女は更なる木の実を手に持っていた。
 それが意味するものは……、木の実を取り出せないなら増やしてやろうじゃないかという発想であった。理性が薄れた彼女の脳はこのような暴走した結論を導き出していたのだった。
 そして、ミトの膣は三つ目の木の実を飲み込んだ。異物が増えた事により本人に送り込まれる快感が倍増する。
「お、おまんこもっとゴリュゴリュしてきた~♪」
 増幅された膣内の圧迫感に、ミトは鼻頭を殴られたかのような衝撃を受ける。
 三つでこんなに気持ちいいなら……。人間が一回で満足出来ないなら二回三回繰り返してしまうのは、この原始の時代から続いている事なのだった。
 そしてミトは四つ、五つと、どんどん陰部に挿入する木の実を増やしていった。それにより感じる満足感も膨張するのだった。
「ああん、どうしよう? オチンチンよりも気持ちいいかも知れない~♪」
 そうミトが言うのも無理はないだろう。何せ今彼女が抱き抱えている木の実は、一般的な男根の直径を悠に超えていたのだから。
 そうしてミトは女性としての悦びを更に味わうべく、木の実の増援をもっと増やそうとしていた。
 だが、彼女は今や本能で動く存在と化していた。故に無駄のない理性的な動作が苦手になっているのだ。
 だから、彼女はミスを犯してしまう。八個目の木の実を膣内へ送り込もうとした時、指を滑らせてしまったのである。
 その行く先は膣口の丁度上であった。そこにある物と言えば……。ミトがその事に気付くのはやや遅かったようだ。
「あきゃああああーーーっ!!」
 盛大に喘ぎ声をあげてしまうミト。無理もないだろう、彼女が膣に導こうとした木の実は寸分違わずに肉の突起物──クリトリスを引っ掻いてしまっていたのだから。
 女性の一番敏感な箇所を、それも膣内に大量の木の実を含んでいる状態で刺激されては──15歳の少女であるミトが耐える術はなかったのだった。
「ひゃあ!! な、何か出るぅぅ~~~!!」
 プシャアアア……。この瞬間ミトは、八個の木の実をその身に宿しながら──盛大に潮を吹いてしまったのである。
 その後彼女の膣内は潤沢な水気を得た事により、中身の木の実はボトボトと全て流れ出たのだった。その光景は、人間という哺乳類でありながらまるで産卵しているようであった。
「あ~、気持ち良かった。でも折角集めた食べ物を汚しちゃった……姉さんに怒られるよぅ~」
 そうミトは濃厚な快楽の享受とその代償の事を噛み締めながら、蕩けるような感覚になっている体を押して再び食糧集めに向かうべく心に決めるのだった。