皆さんはブログの記事や小説を書く際に、何で執筆していますか?
大部分の人がPCでしょう。その際にリアルタイムで文字数を数える『テキストアナライザー』や、書いた文の手直しに便利な『サクラエディタ』は書かせないでしょう。それらの便利さについてはまたの機会に語らせて頂きましょう。
ですが、外出する機会が多い場合、中々PCにありつけない事も多いでしょう。
そんな最中に活躍するのは『ガラホ』です。個人的に実物のキーが存在していないスマホでは執筆はしづらかったです(スマホ用のキーボードを使えばまた別なのかも知れませんが)。
ガラホでアプリをダウンロードする手順は特殊であり、ここで説明すると長くなるのでその辺りはネットで調べて下さい。
ここでは、ガラホでの執筆に個人的にオススメなアプリを紹介します。
執筆の為にスマホからガラホに買い換えるのはオススメしません。スマホでないとまともに使えないアプリも沢山ありますから。
あくまで、電池長持ち等を求めてガラホに買い換えた人向けに勧めます。
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【nicoWnnG】
ガラホのアプリで執筆する際にほぼ必須となるキーボードアプリです。
ガラホではデフォルトのキーボードデータの『S-Shoin』では殆どガラホのアプリに直接書き込むのには対応しておらず、これで書き込もうとすると、白くて文字入力の遅い画面に強制的に変更されます。
それではまともに執筆出来ません。そこでこのアプリの出番です。
使用キーボードをこれに変更すれば、ガラホでアプリでも問題なく執筆出来ます。
ちなみにこのキーボードで表示されるソフトキーボードはガラホでは表示しない設定にするのが良いです。
当然ながら、ガラホにはスマホと違って実物のキーがある訳ですから。
このようにソフトキーボードを取っ払っても執筆出来るのは、ガラホの旨味と言えるでしょう。
更にはソフトキーボードを表示していると電池の減りが大幅に増えますので、ガラホでは是非ともソフトキーボードを非表示にしましょう。
最大の弱点はこのアプリの語彙が少な過ぎる事ですね。なので、ユーザー辞書はフル活用する事となります。
【Battery Notifier BT Free】
バッテリー残量を丈夫のアイコンバーに表示してくれる状態にしてくれる、有難いアプリです。
後述の『文字数カウント』以外ではリアルタイムで文字数を表示してくれません。
そこで、このアプリが活躍します。電池がどれだけ減ったかで、どれ位書いたかの大体の目安となってくれて、モチベーション向上に繋がります。
執筆以外にも何かと便利なアプリなので、是非とも活用しましょう。
【文字数カウント】
このアプリで書けば、文字数をリアルタイムで常に表示してくれます。故に執筆がちょっとしたゲーム感覚で行えます。
残念ながら、このアプリにはファイル作成能力がありません。
なので、共有を使って他のアプリでバックアップを取って行きたい所です。
他のアプリを使った後の復帰にタッチクルーザーを使う羽目になるのも弱点ですよね。ガラホではタチクルを極力使わずに済むのが便利かの条件ですから。
【WordPad】
殆どの執筆アプリにS-Shoinは対応していませんが、これは例外です。
このように、文字サイズや画面の色をカスタマイズした状態でありながらS-Shoinでそのまま操作出来ます。
なので、朝起きた時等キーボード変更が億劫な時にサクッと文字を書いて、頭を動かしたい時なんかは便利です。
このアプリもメニューを開くにはタチクルが必要ですが、執筆とバックアップだけならキー操作だけで出来てしまう優れものです。
【Simple Notepad】
様々なテキストを管理しておけるデータベース的な、頼もしい存在です。
文字数カウントやWordPadで書いた文を張り付けて管理するもよし、このアプリでは執筆を再開すると一番下にカーソルがある状態に出来る(更には設定変更で前に閉じた時のカーソル位置にまで出来る)のでこのアプリで直接書いてもよしと至れり尽くせりです。
書いた文をSDカードにエクスポート(ファイル化)する機能もあって隙がないですが、ここで一つ注意点があります。
それは、ガラホの性質上、『SDカードに書き込む動作』は全てガラホ本体に書く事になるというものです。
しかし、ガラホ自身のコピー機能でSDカードにデータをコピー出来るので、バックアップ面も問題有りません。
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このようにガラホでの執筆は便利ですが、色々問題もあります。
まず、テキスト操作関連のアプリは変動が激しい事ですね。前に私がスマホ時代に愛用していた執筆アプリが色々無くなっていました。
次に、電池持ちのよいガラホであっても、電池消費と残量を考慮すると一日に5000字が目安となって来ます。
なので西尾維新氏のように1日20000字を目指す人には『程遠いんだよねぇ』という事になります。
次に、nicoWnnGを使うと文字入力速度が上がりますが、それでも私を例に挙げると30分だとPCだと1100字程書けますが、ガラホだと900字程になります。
なので、某下北沢暴力団員の如くせっかちな人にはオススメ出来ないでしょう。
最後に『火花』で芥川賞を取って注目された又吉直樹氏、彼はかつてケータイで執筆して手を痛めていたという経緯があります。
これらの事から、ガラホでの執筆はあくまで、どっしりと腰を下ろしてPCで執筆し尽くせる環境が手に入るまでの繋ぎと考えるのがいいでしょう。
ですが、暖かい陽気の日なんかに公園でこれらの機能を使って執筆なんて最高ですよ。その際は電池の減りは早くなりますが、ディスプレイの光量を上げると良いでしょう。
故に、ガラホでの執筆って、特に冬が味方してくれませんね。
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〈執筆以外に便利なアプリ〉
【縦書きビューワ】
私が初めて見た2010年から存在し、今でも健在のテキストビューワの老舗です。
メガ単位の長文でも問題なく表示してくれる頼もしい存在です。
間違いなく青空文庫形式の文を読むのに最も適していますね。
一番読みやすいのはタブレットなのかも知れませんがあれは敷居が高いですから。
財布やSuica等のように生活必需品であるケータイでここまで読めるのは大きいですね。
キーのあるガラホで快適な操作が行え、更には文字検索以外の全ての動作をキーだけで行えます。
もしかしたら、このアプリの作者様はガラホの到来を予知していたのかと思ってしまう程です。
【Perfect Viewer】
こちらも私が見た時から今でも健在のアプリです。
こちらは画像ビューワになります。
画像ビューワ自体はガラホにもありますが、こちらはページ送りが快適、解像処理が本体よりも綺麗、極め付きは最後に見た画像の所から開ける便利さです。
このように多々良小傘の美脚もすぐに拝めます(喜)。
ちなみに、この記事もガラホで書きました。