サイコパスの人というのは、いかに自分が用意した施しに対して他人が満足して称賛してくれるかを求めるのですよね。
だから、他人から要望を受けるとなると『自分はこれだけ尽くしているのに、その上で要求なんかする酷い人だ』という判断をするのです。
それによりサイコパスの人はプライドと共に心が傷ついてしまうので、サイコパスの人に何かを要求するという事はそれだけで中傷行為になってしまうという厄介な問題になってしまうのですね。
なので、下手にサイコパスの人に何かを求めるのは(その人にとって)名誉毀損となりますので、こちらとしても人権侵害などしていると意識すればいい気はしないので可能な限り避けるべきでしょう(可能でない事も多いのですが)。
なので、ここではサイコパスのそんな心情とは逆の行いについて挙げます。
この遊戯王カードの『HSR(ハイスピードロイド)カイドレイク』ですが、このカードのコンセプトはVジャンプの読者アンケートから生まれたものなんですよね。
まず、SR(スピードロイド)シリーズ、そしてフィニッシャー(ゲームに勝つ為の切り札的な意味)という案が多かったようで、それらの案を集結させて作ったのがこのカイドレイクという訳のようです。
私が特筆したいのは、これがユーザーのアンケートにより生まれた産物だという事ですね。
先述の通り、サイコパスの人は他人の意見を取り入れるのが苦痛となるので、それを嫌う傾向にあります。
それに対して、このカイドレイク誕生には『人の意見にすべからく耳を傾ける』という誠意のある行為が行われたという事になります。
勿論、商品を作る上で読者の意見をそう何度も聞く訳にはいきませんが、今回のカイドレイク発案までの心構えというものを忘れてはいけないと私は思います。
ちなみにこのカードはアニメは勿論、漫画にも登場していません。漫画版ARC-Vはあと一~二話で完結しそうなので、私は密かにその間に登場してくれる事を願っていますね。
そして、このカードは今月号のVジャンプの付録の一つです。今ならまだそのVジャンプは店頭に残っているかも知れないので、この記事を読んで興味の沸いてくれた方はもし欲しければ購入してみるのもいいでしょう。