雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【良心図鑑】ホセ

[登場作品]
遊戯王5D's

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 番組後期の最初に登場した、イリアステルと呼ばれる三人組の敵組織のリーダー(自称)です。
 未来を救うという目的達成の為には手段を選ばない冷徹な性格ですが、決して人命は軽視しませんでした。
 そして、サーキットという目的の為の装置の完成の事もありましたが、『無理矢理戦わせては意味がない』という重要な発言をしています。
 これは非常に的を得ていると言えますね。人間の成長を促すには、決して強制では効果がないのです。
 しかし、現実の学校や企業等ではそれが分かっていないのか、はたまた分かっていても生徒や部下から努力、やる気の証を搾り取って精神的に肥えたい人が多いのかで、物事を無理矢理やらせる場所ばかりですね。
(後者の可能性が高いでしょうか?)
 なので、学校や企業は無理矢理ではなく、生徒や部下からやりたい事を聞き入れて、それに打ち込ませるというのが理想なんですが……、利益の問題や上層部の思想の問題からそれは難しいでしょうね。
 話をホセに戻すと、その後身勝手に行動した果てに人間なら即死レベルのあらゆる意味で痛い目を見たプラシドを回収した上に彼を気遣う発言もしています。
 これは正に、部下の失態をかばうという武士道における重要な側面のリスペクトでしょう。
 なので、彼が遊星と最終的にどのような意思疎通をしていくのか楽しみでしたが……。
 何と彼等イリアステルはアポリアという一人の人間の人格から造り出されたロボットで(ホセの『ワシにも覚えがある』からサイボーグと思われていましたが、純粋なロボットでした)、合体して別の存在になってしまいました。
 こういうぶっ飛んだ展開がアニメ5D'sの魅力な事は確かなのですが、同時に私は武人の活躍が途中でちょん切られたというやるせない感覚に陥りましたね。
(それでもアニメゼアルでIIIがそれまで武人的言動をしていたのに、遊馬とのデュエルで一気に卑怯キャラに変貌した時よりは精神的ダメージはありませんでしたが(これが私がアニメゼアルを完全に不信になった理由です))