遊戯王5D'sの登場人物であるディヴァインに心服して崇拝している者達の事です。
そうなった理由は、昔からフリーザだのDIOだのといった悪のカリスマのような人物は決まって人気が出るという傾向がありましたが。
そういう徹底した悪役が最近の物語を作る人の感性によって『悪人にも事情や、そうなった経緯などがある』という描写がなされる傾向によってジャンプ黄金期の時のような勢力は無くしてほとんど見られなくなっていたというのがまず一つでしょう。
(他の件だと、デスノートの主人公の夜神月が候補でしょうか)
それに加えて、ディヴァインは平成に入ってから放送された悪役として見ても常軌を逸していたものです。
人の深層心理にずけずけと入り込んで来て、視聴者の脳内の選択肢を完全に奪ってしまう程の力というものがありました。
こちらの方が人数は多いでしょうか。私のように生理的に受け付けなくて拒絶の念を抱くというケースが。
しかし、ネットでは一方ではこういう方向性の者も多かったという事です。
『他人として見るととてもではないが精神を保てない。ならば自分自身だとして見れば心を保てる』
その心理の元に、ディヴァイン=自分自身だという認識になってその思想もディヴァインと似通う劣悪なものとなっていっただろうという。
そういう人達は某巨大掲示板の常連であるケースが非常に多い事から、元からディヴァインのトレースとして染まり上がる素質があったと考えるのが妥当のようですね。
そうなった者達は、ディヴァインが現実では当然非難囂々である事に加えて、ダークシグナーに復讐で滅ぼされるというこれらの事実に納得が出来ずに『行動』を起こすに至りました。
しかし、その行動パターンにはディヴァインを自分自身だと認識した者達には、恐らく目に見えない意思からの吹き込みによって傾向が異なる事が見受けられます。
そこで、そのパターンについてここで記述しておきます。
【破壊型】
一番シンプルな傾向のグループです。
ディヴァインに対する反抗的な意思を持つ者達を、力で以ってねじ伏せる事でディヴァイン=自分の安泰を図ろうとする人種ですね。
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[一例]
・原田亮介容疑者
・藤崎竜
・鈴木信也
・さかきなおもと
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このグループが創作物を作ると、ダークシグナーや現実の否定者に『見立てた』全く関係の無い善良な人間を復讐対象にして痛めつける描写をして、しかもそれが主人公や味方として描かれる為に精神的ダメージが大きくなるというものがあります。
その復讐を担う悪役が『ちゃんと悪い者ですよ』という風を装う描写がなされる為に、その真意を察せずに真正面から見ると確実に痛い目を見る事になります。
【改心強要型】
自分=ディヴァインを何一つ間違っておらず、それを悪く言う人達の方が問題児であると考える人達です。
完全にディヴァインと同一の存在である自分が正しいと思っているので、考えを改めさせる事が出来ず、逆にこちらが改心を強要される事となります。
自分が完全に正しいと思っているので、悪い相手でもちゃんと話し合いをすれば『相手が全面的に自分の非を認める』という形で和解出来ると思っており、そうならない場合は相手を滅ぼしに掛かるという、破壊型と違って健全な人間のように振る舞って最初は接してくるから一番危険の高いグループになります。
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[一例]
・小森和美容疑者
・桑原智
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【崇拝誘導型】
ディヴァイン=自分のように偉大な人物が称賛されるようになれば、ディヴァインが滅ぼされずに済むと思って行動を起こしていたグループです。
故に、偉大な人物を作り出す必要があるので、文字だけのネットの世界にはそういないという特殊なケースになりますね。
実際、そのような人物はその作品において絶大な人気を誇っていたから侮れない所ですね。
しかし、その人物を持ち上げる思想を生む為に他の人物が踏み台にされるので、その人物のファン以外には面白くない所になります。
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[一例]
・柳沢テツヤ
・ガモウひろし
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このように仕分けをしましたが、全グループが全て厄介なのは、必ず『破壊型』の性質を持った描写がなされる事です。
そもそもが、根本が全グループが破壊型で構成されている事に他ならないでしょう。
それが、破壊で全て解決すると思いそのままそれだけを打ち出す者と、それだと解決しないと思い相手に改心させようとしたり偉大な人物を崇拝させたりと自身の方向性を変えるに至るかの違いという事でしょう。
そして、これら全てのディヴァイン崇拝者が求める傾向は一つです。
『悪役の無罪放免を求める』
そのような傾向の人達が暴れまわったからこそ、無罪確定した事件の真相を暴いていくという異色ドラマのこの、
[死神さん]が作られる経緯となったと思いますね。