クリエイターを目指すなら、東方projectに手を出してはいけない……そのような事をネットで小耳に挟んだ記憶があります。
その理屈は割と的を得ているのではないかと私は思います。
と言うのも、東方のキャラクターや世界観というものは、どこか他の作品よりも卓越したものの見方があるからのように思えますので。
その事が集約されているのは、かの八雲紫の『幻想郷は全てを受け入れる』の一言にあると私は感じます。
つまり、東方には否定される要素が基本的に存在しないのですよね。その感性の味を占めてしまうと、他の作品に手を出すには少々やりづらいものとなってしまうだろうという事です。
なので、私が今東方以外にも手を出せる状態にあるのは、この途中までツクっていた自作東方ゲームをホームに住んだ事によりその過ごしづらさにより断念した事が、もしかしたら良かった側面もあるかも知れませんね。
それに加えて、儚月抄のユーザーのマナーの悪さも一役買った事は否めないでしょう。これにより、懐の広い東方コミュニティーにも『汚いもの』を感じる事に至ったので、私は東方にどっぷり浸かるという事なく、東方小説を書き終えたら別の作品の小説をすぐに書く事が出来た訳ですから。
ZUN氏はそれを狙ったのもあると思いますね。少しでも東方に『依存』して抜け出せなくなるクリエイターの卵を減らす為にと。
