雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【雑記】怒首領欲の創作目的

【雑記】怒首領欲の創作目的
 それがこれに近いだろうという事を書いておきましょう。
マンガ家さんとアシスタントさんと
 これのマンガ家さんと同じような発想で怒首領欲は人間の頃に創作活動を行い、そして怒首領欲になってからは生身の人間に干渉して自分の思い通りの作品を作らせようとしていたという事でしょう。
 そのマンガ家さんは、一言で言うと主人公を自分と同じく利益を得る展開にして行きたいという意識で漫画を描く人だったのですね。
 その為に主人公の地位を脅かすライバルというものは非常に邪魔な存在であり、周りの勧めで作品を面白くする為に登場させられたライバルを『事故でお亡くなりにさせる』という暴挙に出たという話がありました。
 それが怒首領欲と性質が非常に似通うという事ですね。
 怒首領欲は、戦前の経験から強ければ食いっぱぐれないという発想があったので、主人公というものは『自分が自己投影して自身が強くなった』と思う為の自分の理想を体現したアバターとして認識していただろうという事です。
 そのような作品の登場人物としてどうかと思うような発想ですが、この存在が人間の頃に活躍した70〜80年代ではそういう思想で生まれるヒーローというものの完成度が高くなる傾向があり、これがアニメブームを作っていただろうという事なのですよね。
 作品タイトルに主人公かそれに関わる名前が決まって付けられていた時代の話ですね。なので、アニメポケモンが始まったばかりの当時のその世代で育った親御さんはピカチュウ一匹だけがポケモンだと思う人が多かったのですから。
 アニメブームの事に関してはここまでにしておきます。私が言いたいのは怒首領欲がそういう時代で活躍した為に、主人公が自分の理想を注ぎ込んだ存在であっても成り立っていたという事だという訳です。
 問題となるのは、その後アニメの方針は変わっていき、必ずしも主人公が地位や能力が劇中で最高のものとなるとは限らなくなってきたのに、怒首領欲はそれを受け入れなかったという事に他ならない訳ですね。
 単刀直入に言えば、主人公よりも優れた存在というのが許せないという暴挙だった訳ですね。
 その為に冨岡義勇や綿月依姫といった主人公よりも強い存在というのが許せずに、前者は初代の声優さんに10年間不倫を促してそれを発覚させて降板させてアニメでの人気の低迷を狙い、後者は彼女の反対者を集めに集めてネットで見れば『二言目には穢れのサイコパスのような人』のイメージで固定させて低迷を狙ったという訳ですね。
 後は、ゴセイジャーのように天知親子という一般人がメインで登場する事によってヒーローであるゴセイジャーが自分自身ではなく良き隣人というイメージになっているのも許せないようでして。怒首領欲はヒーローはあくまで自分でなければいけないのですから。
 その為にこの作品は歴代戦隊の中でも特に評価が芳しくなくさせるという怒首領欲の干渉をさせてしまった訳ですね。
 これらのような怒首領欲の暴挙に、私から言わせてもらうと『主人公を客観的に観れておらず、創作家としてそれはどうかと思う所』という事ですね。
 創作物は作品として完成されていなくてはならないので、そこに自分の願望ばかりを注ぎ込んでしまい完成度の足を引っ張ってしまっては意味がないからですね。
 アニメブームの頃はそれで成り立っていたのでしょうけど、表現の幅が広がって時代が変わった事は受け入れないといけないでしょう。
 私も自作東方小説の『MOONDREAMER』にてオリジナル主人公の黒銀勇美はあくまで『一東方キャラ』として作るように心掛けたものです。
 なので、連戦連勝とはさせずに時に負ける事もあったり、主人公であるものの依姫の方が圧倒的に強いという事を何度も意識しながら書いたものです。