雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【嗚呼!みんなの書物庫】 [オーバーロード]

【嗚呼!みんなの書物庫】
オーバーロード

本日は、この『オーバーロード』を紹介させて頂きますね。

これは、丸山くがね氏(当初むちむちぷりりん名義)が小説家になろうで執筆を始めて発足した経緯がありますね。

はい、それで大ヒットして書籍化し、更にはアニメ化まで漕ぎ着けた快作となっていますね。
(現在第四期まで)

それだけの快挙となるのはちゃんと理由があるというものですね。
何かとファンタジーには不向きな一人称が多くて読みづらい傾向の多い中でこれは三人称という親切設計というのがまずですね。

それに加えて特筆すべきは、主人公のアインズさんが小説家になろうの中でも最強クラスの強さを誇るという所にあるでしょう。

ええ、それらの要素が重なって読みやすく主人公最強という鬼に金棒な作品となっているという訳ですよ。

更にはアインズさんは主人公でありながら悪のカリスマという立ち位置にある訳ですね。
普通そういうキャラクターは敵として登場するから倒される必要があり、どうしても使い捨ての存在となってしまうのですよね。
それが彼は主人公だから倒される心配が無くて安心して悪のカリスマを堪能出来るという新しい理想の確立となっていますね。

そういう事ですから、倒されない巨悪を堪能出来るという点で今までの道徳的で終わるヒーローに飽き飽きしている人には是非ともオススメという所ですね。

残念ながら原作の小説家になろう版は前編は完結したものの書籍で商品化されて後編が途中になってしまっていますね。
なので、『凄惨さの少なくなっている方が読みたい』のならなろう版で、『多少エグさが増しているけれども継続中のを読みたい』のなら書籍版という選択肢になりますね。

そして、1クールポッキリで終わる傾向が強いなろう出身のアニメで四期まで作られているのも見逃せませんね。
なので、次の五期……果てはここまでくれば映画化も夢ではないと思う所ですね。