雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【デウスXマキナのよろず大百科】善の皇帝(FF2アドバンス以降)

[善の皇帝(FF2アドバンス以降)]

[サガ改装店舗]
[お題:バレンヌ皇帝に対抗させたいこんな皇帝]

 本家サガex辞典には無い項目でしたね。『バレンヌ皇帝に即位させたいこんなキャラ』とは別のサガ作品から皇帝にさせたいキャラを選んで書くという内容であり、皇帝キャラを取り扱える項目では無かったので。
 これも、村雨アイに打って付けの項目になるようなものを世に出させまいという干渉があったからというものなのでしょう。
 さて、本題ですね。FF2にてアドバンス版以降に登場するようになった存在ですね。
 ここから、皇帝が竜巻の中での崩御の後、善と悪の二つの存在に分かれるという設定がなされ、悪の部分が原作から登場するパンデモニウムに居を構えるあの人ですね。
 そして、善の部分が彼という事になります。
 しかし、善と言っても今までの自分の悪行の限りを許させようという身勝手なもので、かつミンウ達と交渉が決裂したら武力行使で葬り去ろうとしてくるという偽善の極みという所です。
 アドバンス版のスタッフが言いたかった事は、恐らく『サイコパスの親切心の厄介さ』という所にあるでしょう。
 彼等は親切を行う際には自分が評価されなければならず、本当にその人の為を思ってやっているのではないという事ですね。
 それを隠す為に日本のサイコパスはよく『お前のためを思って言っているんだよ!』という言葉を好むという所でしょう。
 自分のプラスにならない親切だからと、断れば機嫌を損ねて粘着質に愚痴をこぼしたり、最悪の場合には報復に走って来るというケースになりますからね。
 そういう訳で、この善の皇帝とは『サイコパスの親切心の擬人化』という所でしょう。
 そこからの判断だと、竜巻内で崩御される人間の皇帝とは善と悪の側面を持っているという事になりますが。
 現実の英雄のような人が善性と悪性を併せ持つという事であるけれども、その善性が純粋な建設性から来るものでは無く、根本にあるのは自身の野心からだという事をスタッフは言いたいのでしょうね。