雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【デウスXマキナのよろず大百科】イタクァの暴風

[イタクァの暴風]

[通常罠カード]

 ちょっと最初から脱線気味の話題に入ります。
 このカードが付属していたのがゲームボーイカラー作品の遊戯王デュエルモンスターズ4だったのですが。
 これの販促が阿漕の極みで当時のコナミスタッフの悪乗りの集大成だったと思いますね。
 ポケモンのバージョン違いが発想だと思いますが、その実違いは制約のみというお得感ゼロの作りとなっていまして。
 それぞれに別々の付属カードを封入するという……つまり『カード揃えたくば全て買え』という率直に言えば悪質なやり口だったのですよね。
 その後はビデオゲーム遊戯王シリーズがOCG性能を再現出来るようになって来た事でゲーム完成度そのものにも入れ込んで行ったのでそういう阿漕な販促は無くなりましたが。
 そんな曰く付きの環境で付属していたカード群が、原作出身のカードでも《マジックアームシールド》のように実は扱いづらいというケースが多かった中で。
 この原作にはないイタクァの暴風が結構使えるカードだったという訳ですね。
 効果は相手モンスターを全て表示形式を変更するという大味ながら豪快なもので汎用性は高いです。
 相手ターンで使って自分のモンスターを守って次のターンで切り返しを狙うもよし、攻撃力の方が高い相手モンスターを守備表示にして貫通ダメージを狙うも良しと色々な使い方が出来ます。
《重力反転》と違って自分のモンスターは範囲に入らないという点で用途に合わせて自分とデッキの好みで選ぶのが良いでしょう。
 但し、攻撃表示しか存在しないリンクモンスターは天敵なので、現環境では過信は禁物ですね。