霊夢さんを差し置いて何ですけど、ここでは世の主人公の紹介をさせてもらいますね。
それと言うのも、私の能力の『奇跡』って主人公の特権になっているケースが多いですからね。要するに主人公補正という奴ですね。
そういう意味合いで私の方が霊夢さんよりも多くの主人公を紹介するのに適していると思いますので私が担当させて貰う次第という事ですね。実際に星蓮船から自機にもなりましたしね。
そういう訳ですので、最初から曰く付きの奇跡担当者の紹介という事になりますね。
そして、谷東風と書いて『セコチ』と読ませられるという事で、後に中の人がセッコ役をやって話題を呼んだ『遊城十代』君の紹介からという事になりますね。
彼の主人公補正っぷりは相当にされた訳ですよね。同じ斎王の呪いの掛けられたデッキの犠牲者となったカイザー亮さんと違って、ネオスペーシアンという補正の塊の存在と出会えた事によって(その時は)闇堕ちする事が無かったのですからね。
しかし、これが辻初樹監督がGXを続けられる限界だったという事でしょう。
これ以降となると闇堕ちを回避したのに12の次元編では見事に闇堕ちして覇王時代を歩む事になり、その後十代に戻る事が出来たけれども闇を知ってしまったが為に俗に言う『二十代』な人物像になってしまった訳ですからね。
つまり、引き延ばしがGX自体を迷走させてしまった訳であり、彼もその被害者の一人となるという事ですね。
具体的には辻監督はGXを『ノース校のトップになった万丈目サンダーに十代が勝ったのを最後の勝負としたかった』のだと思われる所ですね。
裏付けとしては、この後のセブンスターズ編からカミューラのような胸糞悪い敵が登場して来る事になったというのがありますね。
即ち、GXはドラゴンボールGTのように一年程続けた原作以降のアニメオリジナル展開という扱いにしたかったのだろうと思われる所ですね。