以前私が話した、『海賊戦隊ゴーカイジャー』……もといバスコ・タ・ジョロキアが反面教師となって『きららファンタジア』が作られたという仮説。
どうやら調べてみたら、この仮説の裏付けが出来そうなので今回検証してみます。
(と、言っても強引なこじつけにしか見えないかも知れないような内容なので、予めご容赦下さい(汗))
まず、きららファンタジアの物語の舞台となる『エトワリア』の平和を維持に貢献した女神というキーパーソンの『女神ソラ』からですね。
つまりは、この物語の一番の良心という事です。
そして、ゴーカイジャーの良心はというと……この人になるでしょう。
はい、ザンギャックの敵幹部のバリゾーグです。でも、私は真面目に彼がゴーカイジャーの一番の良心だと思っています。
彼は、元の人間体からサイボーグに改造されて洗脳されているという設定でした。
にも関わらず、多少歪んでいるものの、周りの幹部はワルズ・ギルの『バカ様(他にいい表現が思い付きません)』っぷりに内心呆れる中、彼だけはそれでもワルズ・ギルに忠誠を忘れないという律儀な面を見せていましたのですね。
ゴーカイジャー全体の良心となると侍戦隊シンケンジャーからゲスト参加した志葉薫でしょう。
彼女は侍でないゴーカイジャーに対しても仲間を想う絆が強い事を評価するという寛容な心の持ち主である所を見せました。
しかし、彼女はあくまでゲスト参加であります。故にゴーカイジャーオリジナルのキャラで見れば(敵味方含めて)バリゾーグが一番の良心だったと言える……のではないでしょうか?
(感じ方には個人差があると思われますが)
それで、女神ソラの名前はバリゾーグの素体となった『シド』の前のソラというネーミングでしょうか。
ちなみに、女神ソラの声優さんはゆかな氏なのですよね。例を挙げると仮面ライダーオーズのメズール怪人体の声を務めた人ですね。
メズールとバリゾーグって、丁度逆の仕様なのですよね。
メズールは他の幹部は人間体の役者本人の吹き替えに対して彼女の人間体は役者が女の子なので怪人体は声優が起用されたのに対して、バリゾーグは他の幹部の声が全員声優が起用されたのに対して彼は人間が改造された為に俳優である進藤学氏が声も務めた訳です。
次に、きららファンタジアにおける宿敵であるアルシーヴですね。彼女こそ今作品誕生の全ての発端となったバスコ・タ・ジョロキアがモデルという事でしょう。
まず、バスコはロマサガ2の海賊モチーフのクラスである『武装商船団』のガマと同じくバスコ・ダ・ガマを名前の由来としています。
そして、前作の海賊となればキャプテンホークでしょう。(ちなみに、彼の名前を入力する時は『ホーク』だけにしておかないと大変な事になります。この罠に嵌まった人は当時多かった事でしょう)
そんな彼が愛船レイディラック号を失った後で酒場で仲間にするかどうかのやり取りの中でこんな選択肢があります。
『カッパか、ハッ!』→河童→アルシンド元選手という流れがアルシーヴの名前の由来の一つかと思われます。
アルシンド元選手は、かつてそのサッカーセンスに加えて人柄と、そして若○○と言う特徴が合わさって人気の人となっていました。
しかし、直接言及した訳ではありませんが、彼から河童という発想を思い浮かべるのは些かどうかと思う所です。
その事に加えて、バスコ役の細貝圭氏はテニミュにおいて二代目の日吉若役に選ばれた事も起因しているでしょう。
そう、アルシーヴの名前の由来は『アルシンド』と『アタラシート』ではないかと思われます。
そして、彼女の配下の七賢者は皆『カルダモン』とか『ハッカ』等、調味料が名前の由来になっています。これも、ジョロキアを意識した事でしょう。
次に、エトワリアの平和の維持を機能させている要素に『言の葉の樹』という大樹が存在します。
……これは、桂言葉からでしょうね。
ゴーカイジャーの後期に一緒に放送された『仮面ライダーフォーゼ』。
これは学園モノでした。しかも、OPテーマのシメには『スクールデイズ』というフレーズさえありました。
そう、『school days』という事でしょうね。
最後に、ゴーカイジャーはスーパー戦隊35作品目記念企画でした。
そこで35→珊瑚(犬夜叉)→雲母という流れが生まれたのではないでしょうか。
つまり、まずゴーカイジャーもといバスコを反面教師にして何か自分自身がクロスオーバー作品を立ち上げようという発想が最初にあり、そこで前述のような語呂合わせから『まんがタイムきらら』系列作品のクロスオーバーという取り決めになったのでしょう。
そう考えてみると、この企画にはサガやら犬夜叉といった他作品の影響が多いですね。
なので、七人組などというのはありふれた表現ですが、このきららファンタジアに限って言えば、七賢者は七英雄や七人隊の影響が強かったのかも知れませんね。