【雑記】特撮感230505
[海賊戦隊ゴーカイジャー]
《概要》
スーパー戦隊シリーズ第35作品目記念作品。
最大の特徴がその記念として過去のスーパー戦隊シリーズの登場人物が多く出るという大規模なクロスオーバー作品となっており、それは前にも後にもないレベルの本腰を入れたものとなっています。
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《心構必要度》
【★★★★★★★★☆☆】8
バスコ・タ・ジョロキア。
この存在一人の為に子供向け番組としてあるまじき、大人が観ても苦痛を味わうような作りになっています。
無人で大勢過去の戦隊ヒーローの傀儡を動かせてそれによりゴーカイジャーは大苦戦するという描写が嫌という程に描かれ、そんな卑怯な戦法を好むのにそのバスコは極めて強者として描かれるという日本人の美徳や安心感というものを踏みにじってくれるような存在だったという事ですね。
救いとしては戦隊のクレジット表示のルールが、OPに行うというのがある事でしょう。
そこで、
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バスコ・タ・ジョロキア
細貝圭
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のクレジットが出てきたら、これから観ようという人はその回をとばして観るというのがオススメとなっており、それで回避出来るでしょう。
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《総評》
過去作品の出演者や怪人が数多く出てくれる戦隊好きには堪らない作りとなっており、今まで観てきた人には非常にノスタルジーに浸れる事となっています。
それだけでなく、ゴーカイジャー自身の戦いもキャッチコピー通りの派手なアクションとなっており、正に『豪快』の肩書きに相応しい仕上がりでした。
それだけのフルコースのような作品でありながら、前述のようにバスコただ一人の為に非常に警戒しないといけないという作品にもなっています。
まず子供にトラウマを与え、その矛先となった細貝氏にも心的外傷を与えてしまうという物語を盛り上げるのに必要な犠牲だったのかが甚だ疑問な存在となっていましたね。
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