知っている人は知っているでしょう。スーパー戦隊シリーズでは五周年毎に『何かが起こる』というサプライズがあるのは。
そこにある法則は、週刊少年ジャンプ作品のオマージュである、というのが私が発見したものですね。
まず、35周年の『海賊戦隊ゴーカイジャー』は言わずと知れた『ONE PIECE』。
そして、ここからが少々変則的ですね。
40周年記念は実際は41年目となった『宇宙戦隊キュウレンジャー』だと思われます。何と累計12人もの戦隊が登場し、かつCG合成技術を使って『宇宙を冒険している様』を巧みに表現している事から、これこそが実際の40周年記念作品と思われる規模のものなのですよね。
そこから割り出されるのが、星座やそれ風のモチーフを用いているので、『聖闘士星矢』に準えられていると考えられます。
となると、45周年作品はそのジャンプ作品の中でも歴史に残すレベルの快挙を遂げた『鬼滅の刃』が来るだろうと誰しもが思うでしょう。
しかし、実際は『既に準えられていた』というのが私の見解ですね。
それは実際は44作品目である『魔進戦隊キラメイジャー』です。
語呂がそこはかとなく『きめつのやいば』に似ているでしょう。
加えて魔進は鬼滅の刃のOPの出だしである『僕を連れて進め』を彷彿とさせます。
それだけでは足りないでしょうから、更なる裏付けをしていきます。
まず、この鬼滅の刃のキャラクターでありキーパーソンの一人である『富岡義勇』。
そこはかとなく遊戯王GXの『丸藤亮』にそっくりであるでしょう。
そして、以前に私が書いた記事に、作者である吾峠先生は恐らく『宍戸丈の奇天烈遊戯王』の影響を強く受けていた可能性を挙げています。
そこではそのカイザー亮こと丸藤亮が原作よりも優遇されていましたが、ヘルカイザー化の憂き目を回避するかしないか……の所で奇天烈遊戯王の作者であるドナルド氏は筆を折っている関係……のはここでは割愛します。
ここで私が言いたいのは、キラメイジャーはキュウレンジャーの時よりも更に変則的であり、鬼滅の刃の作者の吾峠先生の好きな奇天烈遊戯王の原作である遊戯王GXのリスペクトだろうというややこしい方向性だという事ですね。
キラメイジャーのコンセプトは乗り物&宝石であります。
これを先程の件に照らし合わせて見ると、意思を持った乗り物というのは亮の弟の翔が使うデッキコンセプトである【ビークロイド】に準えてあり。
宝石というのはヘルカイザーと化した亮が異世界で命を落とす事になったデュエルの相手であるユベルに乗っ取られた肉体の持ち主であるヨハン・アンデルセンの使用デッキである【宝玉獣】に準えられていると思われます。
(命を落としたとありますが、それが異世界だったのでうやむやの内に生きていましたが)
これらの事から亮と関わりの深いキャラである翔とヨハンの使用デッキコンセプトを融合させて『魔進戦隊キラメイジャー』は作られたと考えられる訳ですね。
このようになった事は、まず吾峠先生が影響された『宍(44)戸丈の~』にちなんで44作品目にしたのがまず一つ目だと思われますが。
更に45周年作品では鬼滅以外をリスペクトした『何か』をやりたいからだと私は感じる次第であります。
またジュウオウジャーの時のようにダミーの記念だったら嫌だと思えて仕方がないのですが。わざと迷作に作るというのは商業者全体でアニメARC-Vで最後にして欲しい所です。