【勇儀が紹介】ハイスペック
[エージェントのメタルA]
「こいつは……ハイスペックと言っても……」
そう勇儀は閉口してしまう所であった。
勇儀が言いたい事が分かるパルスィは追従する事とする。
「早い話が、『自称』という事よね……」
「ああ、ぶっちゃけた話がそうなるな……」
そのようにして二人は如何ともしがたい微妙な空気になってしまう所なのであった。
しかし、ここで二人はフォローをしておく事とする。
「でも、例えば冒険王ビィトの魔人のように二つ名が自分で名乗れるというシステムもあったりするしね」
「極め付きに我等が東方でも『程度の能力』はあくまで自己申告であったりする訳だしな」
こうして、このメタルAのフォローは一通り済んだ所で、本題へと入っていく事とするのであった。
「でも、彼女も不憫よね。散々上司のロボゴーグに『図に乗るな、このロースペックが!』と罵られて制裁を加えられるというのはね」
「ああ、悪役であるものの同情してしまう所だよな」
「確かに……」
その勇儀の意見に、パルスィも同意する事とする。
そういうやり取りとなってしまったので、ここで彼女の背景に就いて触れておく事とするのであった。
「でも、彼女のお陰で中の人は、ねんがんの悪役を獲得する事が出来たのは忘れてはいけない所よね」
「ああ、何か悪に徹し切れていない人物であったけど、氏の望みが叶ったというのは重要な所だな」
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【今日の一言つぶやき】
メガマリの妖夢ステージのBGMには『ルーベッタ』って聞こえる箇所がありますが。
ルーベットは白パンティーをゴクドーくんに披露した経緯があり、ジュペッタはゴーストタイプ。
まさに、イメージカラー白で半分ゴーストな妖夢そのものとなっている訳ですね。
一番考えられるのは、ZUN氏が黄昏フロンティアに直接指示をしてそう聞こえる箇所を作るように言ったという事ですかね。