スパロボαの記事を書いたので、こちらの方も書いておくべきでしょう。
しかし、結論から言うと私はこの作品は前作のαよりも好きではないのですよね。それに同意する人も多い所でしょう。
この作品は外伝と銘打っていますけど、αシリーズの正史となっていますね。これをプレイしていないと第二次α以降の展開がどうしてこうなったのかを知らない羽目になりますので。
クオリティー自体は前作のαから格段に上がっていますね。
まず目に付くのがガンダムW勢等の演出の大幅なパワーアップにあるでしょう。
そして、援護システムとか武器一括改造仕様等、後のスパロボの主流になるシステムもここで登場した感じですね。
しかし、惜しい所が多い訳ですね。
まず、何と言っても主人公がいない所でしょう。これによって作品の世界観への感情移入がしづらくなっています。
難易度が高いのもありますね。これが前作のαと同じ感覚でプレイすると痛い目を見る要素となっています。
これは、新システムの援護を使わないととでもではないけどクリア出来ないバランスとなっていますね。
出だしがキツいのもありますね。原作には当然無い、南原博士がティターンズに射殺されるという鬱展開というのもあったり、カテジナやロザミアが原作に無い死に絵になったりしたりとですね。
後、今作だけの特徴として、原作に無い台詞にもボイスが入るケースがあったりして紛らわしいという点もありますね。
そして、三ルートでの戦力増強の差も大きい所です。ガンダムXルートが一番やけに優遇されており、残りの二つの∀ガンダムとザブングルでは微妙なものになっている所もありますね。
しかし、援護システム、武器一括改造仕様、ラスボスクラスの耐久力を構築する為に精神コマンド乱発イベントが元となって今後は10万の位までのHPが設けられるようになる等、後のスパロボの基本の礎となったという点で非常に大きい作品だったと感じますね。
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【心構必要度】
[★★★★☆☆☆☆☆☆]
4
難易度高め、主人公不在、原作で死なない人物の死がちらほら。
しかし、バランスの取れた難易度という事でこれ位の数値に落ち着くのではと感じる所ですね。