雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【デウスXマキナのよろず大百科】エンターテイメント三箇条

[エンターテイメント三箇条]

 今まで私は色々な創作物に携わる人達を見てきて、時にそこに倫理的なルール違反と呼べるような事柄が多く見受けられると感じた次第という事ですね。
 なので、ここで私が創作物・エンターテイメントに向き合う上で必要だと思う思慮というものを挙げていきたいと思います。
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受取手のルール】
 これは久保帯人先生の仰る通りだという事ですね。要は受取手は作り手に対して自分を満足させる要望を突き付けて思い通りの作品展開をさせようしてはいけないという事です。
 有名所でこれが破られたのがドラゴンボールZでしょう。
 これは鳥山明先生が早く終わらせたいと思って無理矢理連載させられていた作品であり、フリーザ編で限界だった所に更に続けさせて人造人間編から低迷して行って魔人ブウ編で打ち切りに近い終わり方をしてしまったという事ですね。
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【作り手のルール】
 こちらにもルールというものがあります。それは谷口悟朗監督の仰る通りですね。
 作り手は教育が目的でなくエンターテイメントとして作るならばユーザーの考え方を自分の思い通りに変えようとしてはいけないという事です。
 これを破ったのをアニメで例に挙げると神無月の巫女遊戯王ゼアルですね。
 これらは遊戯王5D'sのディヴァインにマインドコントロール状態にされた監督が彼を含めた全ての悪をユーザーに許させるべく、姫子やシャークに悪役でありながら自分の分身の一人である存在に酷い目に遭わさせて、かつそれを許す心を育ませようとした暴挙という事ですね。
 私の書いたムーンドリーマーもその意味ではエンターテイメントとして問題がある訳ですね。何せネットでの評価が酷評塗れとはいえ依姫のユーザーからの評価を少しでも改善しようとして作ったのですから。
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【ユーザー間のルール】
 これは、ユーザーの触れる作品を別のユーザーが強制してはいけないというものですね。要は、自分の触れたい作品以外に『視野を広げろ』という名目の元に無理矢理触れさせるという事があってはならない訳です。
 これで私はバトルロワイヤルやハッピーピープルといった『極めて人を選ぶ作品』に無理矢理触れさせられた経緯がありますから。
 それは無意味なのですよね。好きでもない作品にお金掛けて触れさせられるとなるとエンターテイメントに望ましい『自分に合わなかった、はい終わり』で終わらせづらくなり、強引にでも作品が自分に有意義だと思い込もうとしてしまうのですから。
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 以上が、エンターテイメントに向き合う上で必要な指標として挙げてみました。
 これを守る事が快適なエンターテイメントライフに繋がる一つの要素だと思ってこれを読んだ人に伝わる事を願います。