以前に私が雑記で書いた通り、ARIAは天野こずえ先生がループシューターズから苦痛を受けて、当てつけに『一文字』→『寺門ジモン』→『ダチョウ倶楽部』→『三人組』→『ネプチューン』という流れで水がテーマの作品を書くに至ったという訳ですが。
このFF3の『ネプト竜』絡みのイベントはそれに準えたコンセプトではないかという事です。
まず、ネプト竜は海の神の竜なので、言うまでもなくネプチューンがモデルでしょう。そして、彼(女?)が暴れるに至る経緯に入る事になります。
彼は神殿の自身の像から右目が奪われたという経緯になっています。
その事が、ループシューターズの反面教師効果を増幅させる為に手掛けられた漫画である『東方茨歌仙』の茨華仙と経緯が似ているという事です。
ネプト竜(の像)は右目を奪われたのに対して、華仙は右腕を奪われている事が繋がりとなっているでしょう。
そして、その犯人である『おおネズミ』なのですが、ネプト竜のモチーフがARIAだとすると、彼はという事になります。
まず、LOOPから『OO』を取り『おお』で、シューターズを捩って『チュウ太』という流れなのでしょう。
つまり、彼のコンセプトは『大チュウ太』といった感じという事でしょうか。
後は、ネプト竜は言うなれば、『こずえのドラゴン』といったコンセプトでしょうか? MTGにそういうクリーチャーがいましたね?
しかし、他作品キャラの代わりにボゴボゴにされるキャラってのは、多くが元ネタ程悪い事をしないという弊害が生まれる事に尽きると思いますね。
おおネズミは、右目を取り戻しに来た一行に実力行使をするという乱暴な面を見せますが、それだけです。彼のやった事は光り物に惹かれた蒐集家程度の事で、悪事とは程遠いのですから。
とても努力を侮辱した一文字や、『チープなお酒をありがと』と言って頭から浴びさせた取り巻きの女二名程の低俗な言動には遠く及ばず、そんな事と比べたらおおネズミが可哀想でしょう。
イズミ(神無月の巫女)の代わりにバーサーカーソウルで滅多斬りにされたインセクター羽蛾もそうでしょう。確かに彼は表遊戯の魂と偽ってカードを破くという挑発的な行為を行いましたが、『実行には及んでいません』から。イズミならやっていてもおかしくはありませんので。
それに、遊戯達とデュエルしてから碌な目に遭っていないという点でも同情の余地はあると思いますね。