雷獣ケーキ

東方を中心に二次創作小説やゲームデータを置いたり、思った事を気ままに書いていきます。

【未来予知系】VOCALOIDとイズミ

 久しぶりに未来予知系の記事を書く事としました。
 そして、これが私にとって今まで迷っていた事を振り切るような内容となります。
 まず、『出発点』は遊戯王5D'sのディヴァインにありそうですね。
 彼がデュエルを用いて戦闘を行って人を傷つけたり殺したりという、割とアウトローな描写が多くなる玩具取り扱い作品、例えば相手のミニ四駆を攻撃してでも勝とうとする描写が頻出した『爆走兄弟 レッツ&ゴー!』のような例を見ても常軌を逸していたのがディヴァインというものでした。
 まず、それが反面教師となってVOCALOIDを生むに至ったと思われます。彼女らを公式の創作物に登場させる際には戦闘表現はしてはいけないという取り決めは有名ですが、これは創作者達がディヴァインを嫌って、彼のような行為がVOCALOIDにさせれられなくする為だったように思えます。
 これで、クリプトン社がVOCALOIDに敷いた安全策はばっちりで万々歳だったと思いたい所でしょうが、事はそう簡単にはいかなかったようです。
 それは、ディヴァインには恐らく監督の意向により、主に某巨大掲示板住人を中心に、現実の崇拝者が多く現れる為のギミックがふんだんに盛り込まれていたようです。
 その崇拝っぷりはディヴァイン本人顔負けの常軌を逸したものであり、しかも実在するからディヴァインを批判すると攻撃をしてくるというタチの悪い存在なのです。
 そんな者達ですから、VOCALOIDがディヴァインを反面教師にして生み出された事に憤慨した事でしょう。要はディヴァイン=自分への反抗的行為なのですから。
 その一端として起こったのが神無月の巫女のイズミでしょう。
 要は、彼女は姫子に集団いじめをけしかけるという方法で『戦闘を介さないでも敵を倒す事が出来る』という事実を明確にして、VOCALOIDへの報復を行ったという事でしょう。
 それが、このアニメの監督の正義だったという事ですよね。でなければ事後姫子に『千歌音ちゃんて、みんなに愛されているんだね』という迷言は言わさせなかったでしょう。
 しかし、今私は思いますね。それは絶対に正義などではない、と。
 それは、木村花氏がネットの誹謗中傷を苦にして自殺したという事例ですね。
 これが、神無月の巫女の監督の感性から言えば、ネットの人間が戦闘を介さずに木村花氏を『倒した』という事であり、しかもイズミ達と違って、それを実行させるにまで至ってしまった訳ですから。
 つまり、イズミ達を正義とするならば、この事例も正義となってしまう訳でありまして、そこで私はこの言葉を引用して言っておきたい所です。
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 これ以外に言葉が浮かびませんね。これでも全然足りないくらいです。
 しかし、VOCALOIDが嘲笑われた事により『戦闘を無くせば傷つく者は現れないとは限らない』という教訓が生まれた事により、戦闘を行いつつも敵を倒す事が本題ではない、ポケモン東方projectが生み出された事も忘れてはいけないでしょう。
 ポケモンはモンスターをゲットして育てて愛でたり大会に出場させたりと、敵を倒す事とは違った楽しみが出来ますし。
 東方は、バックストーリーがしっかりと作られており、そこから二次創作が発展するような造りになっています。ルーミアレミリア・スカーレット等が、ビッグコアやゴーファのようにただ倒すだけの存在では無かった事は明白でしょう。
 今の私もそのような経緯があった為に、敵を倒せばそれだけで解決するという小説は今まで作っていません。この辺り監督の仕事をしていた頃の宮崎駿氏と同じような考えなのかも知れません。もっとも、私は彼のような大物と肩を並べられるような存在だとは思いませんが。
 なので、今後とも私は敵を倒すだけで済む物語は作っていかないと心に決めています。