[セッちゃんに籠めたメッセージとは?]
ゼンカイジャーにおけるマスコットキャラクターですね。声の演出は金色の闇とかイギー役の福圓美里氏ですね。
このキャラクターはただのマスコットに留まらずに知恵で持ってゼンカイザー達をサポートするという役割を担っています。
しかし、頭脳だけだとライバルの『フリント・ゴールドツイカー』に負ける事になりますね。
それであっても、自分だけではこなせない事を仲間に託したり、そのフリントに助力を頼もうとしたりと彼女とは違い本当に『賢い』と言えるキャラクターになっていたと感じますね。
そういう方向性にしたのは、ダイの大冒険を手掛けた三条陸氏に思う事があったからだろうと私は考える訳ですね。
彼はその作品の中で力が正義となってしまう風潮に心を痛め、それに頼らない知恵などでの解決に糸口を見出そうとしていた感じがあります。その集大成がアバン先生だった事は疑いようもないでしょう。
しかし、そこでゼンカイジャースタッフは思ったのでしょう。
そのように力ではないものである頭の良さに執着していっては、それは結局は『頭脳力』という『力』を求める事になってしまうのではないだろうか、と。
故に、頭脳の力のポテンシャルだけではなく『賢さ』があり総合的に知恵の存在と言えるセッちゃんを作ったのではないかと私は感じる所という訳です。
その為に、頭脳が劇中一番のフリントが性格がヤンキーというちぐはぐなものにされて頭の良い子というポテンシャルの萌えキャラにならないようにしたのでしょう。
現実にはあり得ませんからね。これを現実に例えると不良でそこら中をたむろしているはみだし者が実は大学の名誉教授というようなものになってしまいますので。