まず、今日のベラベラでの暗示がやたらと『王座』というものになった訳ですね。
それと山際大臣の後任の話が話題になっていた事です。
それらの事から怒首領欲がまず望むのが、IVの後任のチャンプに相応しくなるような人物というものでしょう。
そうなると次はイズミですね。
この場合にリアルに事態解決を意識するとなると、あれだけのいじめが起こるような風潮を野放しにしておいた校長の辞任となるでしょうが。
生憎私は校長先生という役職がどのような仕事をやるのか知らないですし、怒首領欲がそのような事務的な描写をアニメに求めるような事はしないでしょうから。
そこで考えられるのが、千歌音以上のアイドルの構築となるでしょう。
そうすれば、千歌音という『たかだか』二流のアイドルの為にあそこまでやったイズミ達が馬鹿を見るという扱いに出来ますので。
───────
それらの事から、コチ・マルティノッジに求められるのが『アイドルチャンピオンデュエリスト性』という所でしょう。
アイドルチャンピオン……。そう書くとはじめの一歩の原作で描かれていた時のボクシングが不人気なスポーツであった時の速水龍一が目指していたものを彷彿とさせますね。
その時代での描写の彼は自分がアイドルボクサーとなって人気を出す事で、ボクシングの地位向上を目指した訳なのですから。
───────
アイドルチャンピオンデュエリスト。今の遊戯王のアニメには必要な逸材だとも思えますね。
実際のカードゲームこそ現実で人気なものの、アニメでは決まって理不尽な倫理観の描写がほぼ必ずといっていい程に盛り込まれますから。
そこで、相葉雅紀氏のような誰からも好感を持たれる良識ある人物像の魅力的なデュエリストを一人設ける必要はあるという結論に至りました。
───────
怒首領欲はこういう結論にしたいのではないでしょうかね。
コチという強く正しく魅力的なアイドルを起用する遊戯王エイス・デイズの世界は正義であり。
コチよりも劣るアイドルの為に非道な集団いじめを行う神無月の巫女世界や、コチよりも劣るアイドルを犯罪者でありながらチャンプの座を存続させるアニメ遊戯王ゼアルの世界は悪である、という認識を生み出させると。
これは単にその二者のアニメの監督がサイコパスであったから倫理観が常人とは掛け離れていただけという訳ですが。
怒首領欲はアニメこそがリアルであり、現実は優先度が低いからというのがあるでしょう。
しかし、その二作は単に特定のキャラクターの描写だけが問題では無くなっており、かと言ってアニメは現実の人間が作るという所に意識を持っていきたくもないが為に、このように『世界(作品)そのものを悪と認識させる』という手法を取るに至ったという事なのでしょう。